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【サッカー】

長友 強行日程も「問題ない」

2013年2月6日 紙面から

 長友は日本代表で初ゴールを沈めた地で、開拓者としての心を説いた。世界の強豪クラブであるインテルミラノで心身を研磨し、世界の頂への道を目指している。三浦知(横浜FC)、中田氏、中村(横浜M)ら偉大な先駆者たちに敬意を表し、口を開いた。

 「先輩たちがいい道を作ってくれた。自分も道を作り、引っ張って行けるように。先頭に立ってたいまつを持って走るくらいの気持ちでね」

 これから目指す先は未踏の地となる。暗闇を照らし、後輩たちを誘導する。その決意表明をしたのが、くしくも4年前に初得点を決めたホームズスタジアム神戸となった。プロ1年目の2008年11月13日、シリア戦の前半3分だった。左サイドからカットインすると右足でニアを撃ち抜いた。

 「あの初ゴールは思い出ですね。あのころは緊張しすぎていた。でも、あれからいろいろ経験を積んだ。今回は落ち着いてやりますよ」

 長友は記念弾を述懐、急成長の軌跡をたどった。当時は中村に弟子入りし、アドバイスを求めた。今は逆の立場に。タフになり、日本代表でも中心軸に成長した。

 3日にセリエAのシエナ戦を終えたばかり。この日の朝、帰国し、準備期間は1日しかない。しかし、強行日程も苦にはしない。「自分は90分間やるつもり。夢を与えられるプレーをしたい」。余裕の笑みさえ浮かべた。歩みは止めない。長友は日輪のごとく日本の進む道を照らす。 (占部哲也)

 

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