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面談のしかた

ビジネスで正しいノックの回数は?

 あなたがアポイントをとったお客様の会社を訪問しました。受付で訪問の挨拶をしたところ受付の女性が内線であなたの来訪を告げた後、「二階にお上がりください」とエレベーターに案内しました。そしてあなたはお客様の事務室のドアーの前に着きました。さて、あなたはドアーを何回ノックしますか?

 テレビのドラマを注意して見ていると、ほとんど“トン、トン”の二回です。襖や障子の長い生活習慣のなか、ドアーはノックするのがマナーと意識がノックすることだけに向いているからでしょう。親しい間柄では「入ってます」とダジャレが返ってくるかもしれませんがビジネスの場では間違いなく“マナーを知らない奴め”と思われます。二回のノックはトイレだけ。

 欧米における正式なノックは、四回です。欧米のテレビドラマでノックするシーンをご覧になれば“トン、トン、トン、トン”とドアーを叩いています。この四回のノックの由来は、ベートーベンの交響曲第五番「運命」にある“ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン”になぞらえており、運命の扉を開くという意味があるそうです。そして欧米で三回のノックは夫婦や恋人などの親しい関係にある相手の部屋に入る際の回数とされています。

 日本では四回叩くとノックの習慣に慣れていない人は“うるさい”と感じる方もおられるようです。そして二回では“失礼な”と思われます。そこで“トン、トン。トン、トン”と二回×二回が相手の方の感覚に煩わしさも与えず、マナーどうりの作法に適います。ただし国内の日本人のビジネスシーンでは三回でもマナー違反ではないローカルルールとなっています。