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原電 活断層ではないと再反論2月5日 20時24分
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福井県の敦賀原子力発電所2号機の真下を走る断層を巡り、国の原子力規制委員会の専門家会議が先月まとめた、「活断層の可能性が高い」とする報告書案について、5日、事業者の日本原子力発電が、新たに得られたデータを示して、改めて「活断層ではない」とする見解をまとめ、規制委員会に提出しました。
敦賀原発2号機の真下を走る断層を巡っては、原子力規制委員会の専門家会議が、去年12月に現地調査を行い、その結果を基に、「活断層の可能性が高い」とする報告書案を先月28日にまとめました。
これについて、日本原電は5日、報告書案で判断の根拠として示された断層の活動性の評価について、新たなデータなどを示して、「事実と異なる点がある」などと反論し、「報告書案の結論を受け入れることはできない」とする見解をまとめ、規制委員会に提出しました。
日本原電では、反論の根拠をさらに増やすため、現在敷地内で行っているボーリング調査に加えて、2号機のより近い場所でも調査を行い、ことし4月をめどに規制委員会に報告したいとしています。
規制委員会の専門家会議は、今後、ほかの専門家の意見も聞いたうえで、正式に報告書をまとめる予定で、日本原子力発電は、「報告書をまとめる際には、活断層ではないことを示した当社の見解も十分に考慮してほしい」と話しています。
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