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【サッカー】

香川 代表戦で決める2013年初弾

2013年2月5日 紙面から

 サッカーの日本代表は4日、国際親善試合「キリンチャレンジカップ2013」のラトビア戦(6日・ホームズ)に向けて神戸市内に集合し、一部公開の練習を行った。国際サッカー連盟(FIFA)の最新ランキングで、日本の21位に対し、ラトビアは104位と格下だが、5大会連続のワールドカップ(W杯)出場が懸かった一年の大事なスタートとなる。今年初戦を前に、MF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=、MF香川真司(23)=マンチェスター・ユナイテッド=の両エースがそろってゴール&必勝を宣言した。

 香川が2013年初弾に照準を絞った。「必死。今年ゴールを取れていないので結果を残したい」。得点への渇望を口にした。所属のマンUでは昨年9月29日のトットナム戦、日本代表では昨年10月12日のフランス戦以来、ゴールから遠ざかっている。この日、飢餓感を全身から発した。

 「この1年は重要な年になる。経験したことのない1年になる」

 名門マンUで激しいポジション争いを繰り広げ、日本代表では3月26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦で、来年のブラジルW杯の切符をつかむ戦いが待つ。そして、6月にはブラジルなど世界の強豪国と対戦するコンフェデ杯も控える。その始点が地元・神戸となった。香川は微笑を浮かべ言う。

 「ここでできるのはうれしいことだし、幸せ。今はマンUということで注目される。それは自分の使命だし、そのプレッシャーに打ち勝つ」

 狙うのは地元凱旋(がいせん)弾−。火の玉のごとく出世街道を駆け抜けている10番は、自らが放つ一発の影響力も自覚している。「チームでも、代表でも毎日が戦い。日々、プレー面でもメンタルの面でも鍛えられている」。成長は実感している。足りないのは結果だけ。フランス戦以来、117日ぶりとなる得点が成長曲線をさらに加速させる。

 この日は最後までピッチに残ってボールの感触を確かめた。笑顔を交え、MF乾らと談笑した。「自分が自信を得られるのはゴール。それで自信を付けてきた。ゴールが何よりもインパクトがある」。さらに先へ進む。そのために、香川は地元で今年初めてネットを激しく揺らす。 (占部哲也)

 

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