多数の芸能人が加担した“詐欺オークション事件”に新展開だ。代表格として再三報じられたタレントのほしのあき(35)は13日、ブログで騒動を謝罪。所属事務所はこの事案を重く見て、近日中に謹慎、ないしはそれ以上の厳罰を下す見込みだ。一方で、ほしの同様に関与していた小森純(27)は、この日行われた芸能イベントに出席するも、囲み取材をキャンセル。取材陣からは「逃げた!」と非難を浴びている。
オークション詐欺事件には、ほしのや小森、熊田曜子(30)、永井大(34)ら人気タレントが加担していたことがわかり(本紙昨報)芸能界に大きな波紋を広げている。
ほしのは一昨年暮れにブログで、人気商品の空気清浄機「プラズマクラスター」を1080円で落札したように見せかけ、謝礼として30万円を受け取っていた。
詐欺ほう助にもなりかねない行為と報道され、事の重大さに気づいたのか13日、自身のブログで「この度は、軽率な行動をとってしまったために、多くの皆様に多大なご迷惑をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます」と陳謝した。
所属事務所は本紙取材に「刑事罰に問われたわけではないが、会社として非常に重大な問題として捉えています。彼女の今後については近日中に改めて報告させていただきます」とコメント。謹慎、もしくはそれ以上の厳罰を下すことを明言した。
ある関係者は「事務所の目を盗んでアルバイトした揚げ句、イメージ低下を招いた。いまは関係各所に謝罪させているところ。ブログの更新も強制ストップ。すでに事実上の謹慎状態と言っていい」と明かす。
ほしのは4月に第1子を出産後、育児に専念していたこともあって「来年にベビー用品をプロデュースする計画が進んでいたが、当然それも見直さざるを得ない」(同)という。
当面、公の場に出られる状況ではなくなったが、その事務所判断は、決して厳しすぎるとはいえない。捜査にあたる京都府警は「全容解明のため、関わったタレントについては調べを進める」。今回の事件はブログ記載がきっかけで、多くの被害者が出ている可能性が高いだけに、当然の措置だ。
一方、ほしの同様に詐欺オークションに“加担”していた小森は都内で日本出版販売主催の「ほんらぶプレスイベント」に登場したものの、急きょ囲み取材をキャンセル。主催者側は「あとの仕事の時間が迫っていたためで、詐欺サイトについて聞かれたくないからというわけではありません」と説明したが、当日まで取材陣には知らされておらず、逃げたと思われても仕方のない対応だった。
「現在、矢面に立たされているのは、ほしのさんだけ。小森さんサイドとしては、このまま嵐が過ぎ去ってくれれば、と期待しているのかもしれませんね」(芸能プロ幹部)
だが、そうは問屋が卸さないだろう。ある広告代理店関係者は「詐欺に加担したタレントは、テレビ番組やCMの降板が相次ぐことになるでしょうね。かなりヤバイ事態」と危惧する。
13日には、お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二(35)も、昨年にペニーオークションでの「落札」をブログに書き込んだ件で「軽率でした」と反省していることがわかった。知人に頼まれたという。一方、小森や他のタレントはブログを閉鎖して“逃げ回っている”状態。一部のネットユーザーからは「逃げているヤツらの方が悪質だ!」との声さえ出ている。詐欺の片棒を担いでいた芸能人は、一刻も早く被害者と世間に「おわび」するしかない。
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