2013.2.5 05:05

若松塾で再生!燕・岩村に貧乳のススメ(2/2ページ)

フリー打撃に臨むヤクルト・岩村=4日、沖縄・浦添市民球場 (撮影・川口良介)

フリー打撃に臨むヤクルト・岩村=4日、沖縄・浦添市民球場 (撮影・川口良介)【拡大】

 やはり、気になった。3年連続で臨時打撃コーチに就任した若松氏が最初に指導したのは、7年ぶりに復帰した岩村だ。

 「テレビで(打撃を)見て心配していた。きょうは、納得のいく打撃ができたのではないか。これを続けていけばいい」

 1999年、高卒3年目の岩村を登用したのが就任1年目の若松監督だった。厳しく接し、背番号1の後継者に育て上げた。楽天を戦力外になり、苦しむまな弟子に授けたのは、復活への3カ条だった。

 (1)左中間に打て

 「岩村の長所は左中間への強い打球。フリー打撃では左中間に打てと話した」。逆方向を意識することで体の開きを抑え、本来の打撃を取り戻す狙いがあった。

 (2)実戦に出ろ

 「体の切れはまだ。実戦をこなすことが大事になる」。紅白戦、練習試合に出場する中で、体の切れを取り戻すよう勧めた。

 (3)胸の筋肉を増やすな

 「ちょっと胸(大胸筋)が大きいな。スイングの邪魔になるから」。過度のウエートトレーニングは必要ないとした。

 快音を連発した岩村は「僕にとっては親。言葉もすんなり入ってくる」と感謝した。恩師の教えが、復活への道標になる。(長崎右)

キャンプ日程へ

(紙面から)