【ＢＯＸ】ＡＩＢＡ、独自プロ大会への対策委員会設立

　国際アマチュアボクシング協会（ＡＩＢＡ）が今秋にも設立を目指す独自のプロ大会「プロフェッショナルボクシング」（ＡＰＢ）への対策を講じる専門委員会の設立が３日、日本連盟総会で承認された。

　ＡＩＢＡが推進するＡＰＢには、１６年リオ五輪の出場枠がかかると見られ、山根会長は「より五輪出場枠の比重が高くなる」と予測。これまでは五輪前年の世界選手権を主に、五輪出場枠が振り分けられていたが、「（ＡＰＢの）登録選手で各階級の世界ランク５位以内に優先で五輪出場権を与えられることになるだろう。１０月にも決まるかも知れない」と山根会長。１１年世界選手権で村田は銀メダルでロンドン五輪出場権を獲得したが、１６年リオ前年の１５年大会では、優勝者以外に五輪出場権を与えられない可能性も出てくるという。

　４年間の選手契約が条件とされるＡＰＢには、昨年までに約３０か国が参加を表明済みで、日本も追随を決めている。