田舎暮らし、自給自足希望者に最適の物件。私の名義の宅地と山林です。

場所は愛媛県西予市野村町野村12−48。田舎に住みたいが、スーパーや病院などが近くて生活の便がいい場所希望、というかたには最適の物件です。

価格は1400万円。この辺りの土地相場は一坪15万前後ですので土地代が1072万、家屋が約300万の計算です。「桧作り」の6DKの家屋(+店舗+事務所)は築40年が経過していますが、さすがヒノキ造り、上品で綺麗な部屋に驚かれると思います。
日本で「最も住みやすい」と言われる愛媛県の南予地域です。文化的には宇和島文化圏で、江戸時代は宇和島の伊達藩の領地でした。この辺りは風光明媚でお人好しが多く、文豪獅子文六の名作「てんやわんや」は宇和島市の隣にある岩松町(現在宇和島市に合併)が舞台です。ここは汽水域でシラウオ漁でも有名です。

司馬遼太郎は歴代の女中さんを全て宇和島出身者しか使わなかったことでも知られています。愛媛は三予文化と言われ、今治や新居浜のある辺りを東予、松山周辺を中予、宇和島文化圏を南予、といいます。おもしろい例え話があり、「もし100万円あったらどうする?」と質問した場合、東予の人間は大阪文化圏に属するので経済観念が強く「投資する」と答え、中予の人間は真面目ですから「貯金する」と答え、南予の人間は「仲間を集めて一晩で飲む」と答える、というほど地域の気質が異なります。
野村町も「野村飲む町」と言われ、昭和30年代40年代は人口比率に対する飲食業の数が日本一でした。現在でも仕事が終わったら5時ぐらいから酒を飲む人間が大勢います


上の図の西予市の中でも高知県と県境にあるのが野村町です。


ちなみに私は昭和31年生まれで現在54歳。早稲田大学第一文学部を卒業したのち同大学院で演劇映像を専修し、早大等で非常勤講師をつとめたのち、東京工芸大学芸術学部で教え、昨年の春退職して「ロータス人づくり企画」を作り、基本的に非営利の人づくり運動を展開しています。さて物件の情報を伝えることにします。

物件は野村銀座という商店街の中心地まで徒歩30秒の一等地で、市役所支所、郵便局、銀行、JA、大型スーバー、各種病院、温泉+農産物売り場、などが全て徒歩10分以内という便利のよさ。こういうと、田舎暮らしじゃない、と思われる方がいるかもしれませんが、野村町は盆地ですので、約300メートル四方に商店街と民家が集まっているため、車で10分も走れば四国山脈の山の中ですし、車で30分から40分海側に走れば宇和海が広がります。これが中心地区の全景写真です。


私も30歳を過ぎて10年近くこの家で暮らしました。山に遊べば、自然薯(自然の山芋)、ノビル、タラの目、フキノトウなど獲り放題。自然薯など獲りすぎて腐らせたことがあります。海に遊べば、高級食材のアオリイカを始め、太刀魚、アジ、カサゴなど釣り放題。クーラーが一杯になって、こんなに食べきれないと、女房に怒られたものです。ちなみに宇和海のアジは「関アジ」と同じですので、実に美味です。
そういうわけで、老後を田舎で、自然の恵みに囲まれてノンビリ過ごしたいという方にはピッタリの物件です。年間数千円で畑や田んぼを借りることが出来、母は「野菜は皆がもってくるけん、こうたことがない(野村弁)」と言っています。
さらに、「田舎ぐらしをしながら儲けたい」という方にも一押しの物件でもあります。現在は母がブティックを経営していますが、お奨めは居酒屋などの「水商売」関係。というのもこの町は「野村飲む町」といわれるほど酒の好きな人が多く、昭和30年代は人口に対する飲み屋件数の率が日本一だったほど。現在でも田舎の割には水商売が多く、また飲み屋が潰れた、という話は聞いた事がありません。大人の男のほとんどが、娯楽が少ないので、夕方になると飲みに出かけ、ハシゴする風習があるのです。田舎だけに本格的な居酒屋はないので、店舗を居酒屋に改装して商売すればひと財産稼げるでしょう。ちなみに物件の隣は旅館で、その中でも洒落たお座敷で酒が飲めるようになっています。
つまり、年金で自然のめぐみに囲まれてノンビリ過ごしたい方にも最適、田舎暮らしを楽しみながらひと稼ぎしたいという方にも最適の物件です。
以下、物件の画像です。


物件正面。二階建てのように見えますが、二階部分は飾り窓。鉄筋の地下があり、かつては3部屋のアパートでしたが、現在は物置として使っています。右隣は和風旅館。左はその旅館の駐車場です。

仏間です。上品な6畳の和室。この木材の照り、これこそヒノキならではの風格です。


居間です。正面にある額は亡父が宮内庁から「従六位」の官位を頂いたものです。戦前の教員は天皇陛下に仕えていました。ちなみに戦争中の父の位は「大尉相当官」でした。

6畳の和室3部屋をつなぐ廊下。向こう正面には風呂場が、こちら側は、8畳の別室につながります。右手は庭です。


物件内にある10坪の庭。一面に見えるのは野生のフキです。左手にはアジサイの群れが。
そのほか、椿や梅、海老根などが植えられています。家庭菜園が楽しめます。


間取り図です。


離れ部屋は八畳で、私が高校生の時に勉強部屋として建てたもの。この離れだけは鉄骨造りです。二階建てになっているので二部屋あります。事務所は本来車庫でした。一時期知り合いに貸していましたが、引退され、現在は空いています。風呂はガスではなく、電熱温水です。

詳細情報(数値に関しては、地元の不動産・黒瀬川コンサルタントより引用)

所在地 愛媛県西予市野村町野村12−48
間取り 7DK
地区年月 (公簿) 昭和40年10月
価格 1400万円 
面積 土地236.13 平米  建物 158.31 平米
現況引渡 (リフォームの必要なし)
土地建物権利付
建物構造・特徴 木造平屋建て店舗付き住宅  総檜造り(増築した「はなれ」だけが杉材を使用しています。)
駐車場 店舗の前に停めることもできますし、事務所に入れることも出来ます。
町内の1等地にあり、すぐにでも商売を始められます。2009年8月まで所有者の母親がブティックを経営していました。
交通機関
宇和島自動車 野村バス乗り場まで徒歩5分 /JR四国 卯之町より車で約40分 /西予宇和ICまで 車で約35分
生活環境
西予市野村綜合支所まで徒歩3分/ 野村郵便局まで徒歩5分/ スーパー(Aコープ野村)まで徒歩6分/ スーパー(フジマート)まで徒歩5分 /野村小学校・野村幼稚園まで徒歩6分 /野村中学校まで徒歩15分 /野村高校まで徒歩18分 /乙亥の里まで徒歩3分
野村町の観光
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四国カルスト高原 大野ヶ原 所在地/西予市野村町
 四国山地の標高1,400mに広がるカルスト高原。日本4大カルストの1つ。野村町・久万高原町柳谷・檮原町(高知県)の3町にまたがっている。野村からのアクセスは、役場から国道441号線を城川方面へ。熊野神社前の信号をまっすぐ県道29号線宇和野村線へ。ここからはひたすらまっすぐに県道を進んで行く。途中でこの県道は36号野村柳谷線に変わる。大野ヶ原までの道筋には、四国最大の茅葺き民家「土居家」、竜王神社、西日本一のブナの大原生林、県指定天然記念物の羅漢穴(鍾乳洞)がある、そして、頂上の源氏ヶ駄馬からは、四国南西部の山並みと太平洋、豊後水道が望め、一帯の草原では放牧が行われている。サイロ型トイレ、ポニー牧場がある。役場から車で1時間40分。
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桂川渓谷 所在地/西予市野村町桂川
 乙御前姫の悲しい伝説が残る桂川渓谷は、深渕、滝、奇岩が連なっており、神秘的な趣きがある。渓谷入口には、40種類の蝶が舞う「蝶の楽園」があり、ここから渓谷へ遊歩道が整備されている。また、キャンプ場も第1〜第3までと受け入れ体制が充実している。ここへのアクセスは、朝霧湖公園から南にさらに進み、突き当たりを左折し、山の中へ進んで行く。しばらく行くと前方の道が広くなる。道の両側が駐車場になっていて、左手の河原前に「蝶の楽園」の大きな看板がある。右手の山側が第1キャンプ場。ここが桂川渓谷遊歩道の入口です(役場から4.6q、車で9分)。さらに、上って行くと第3.2キャンプ場がある(役場から5.4q、車で11分)。この山道の終点が滝野城(役場から8q、車で18分)。特に桜の時期が美しい。
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150余年の歴史と伝統を誇り、町中が沸き上がる「野村乙亥(おとい)大相撲」。日本で唯一プロとアマが闘う相撲ファンにとっては最高のお祭りです。参加選手は大相撲力士ほか、アマチュア相撲をリードする有名大学選手、実業団選手、近郊市町村や各地区代表の一般選手、および地元小・中・高校生で、2日間にわたり団体・個人戦で熱戦が繰り広げられます。最近では、小学生のころから乙亥相撲で育ち、大相撲で大活躍の郷土出身の関取「玉春日」の誕生により、町内外から相撲ファンを集めて盛り上がる、まさに「相撲のまつり」一色で、土俵も町も沸きかえります。この日は街中の商人は皿鉢料理(さわちりょうり)を用意して朝からお客さんを呼んで酒を飲み、相撲を見物してまた飲み、を丸二日間行います。露店が並び、県外からも観光客が訪れます。

その他、多くの観光地と史跡があります。詳細は「西予市」で検索してください。チーズの里として全国にアピールする計画が持ち上がっています。

保有している山林
宅地と別に私は49か所の山林を保有しています。これは亡父が農民から借金を頼まれたときの担保として設定された山が返済できずに自然に増えていったもので、合計すると約7ヘクタール(約2万5千坪)の面積があり、50年から100年近く育った大きな杉やヒノキがあります。もちろん間伐は終えており後は育つのを見るだけです。
現在は外材に押され林業は不振ですが、将来必ず国産品が見直される時が来るでしょうし、森林を保有する人間に「グリーンタックス」でしたか、国が補助金を与えるという制度も検討されています。これら山林の日陰でシイタケを栽培したり、山ウドを採ったり、竹林もありますからタケノコなども採り放題です。都会で育った人は本当の天然のシイタケの味を知らないので感動するでしょう。また丸太小屋(ロッジハウス)を作ったり、家の改築に使ったりできます。私も現在の仕事がなければこういう恵まれた環境で余生を送りたと思います。
もしこの山林も欲しいという方には600万でお売りします。つまり家屋と山を合わせて合計2000万円です。山だけ買いたい、という方にもご相談に乗ります。

交通
羽田空港から松山まで1時間半。空港から松山駅まではバスで10分以内。松山駅からJR四国に乗って卯之町(うのまち)駅まで約一時間。そこからバスまたはタクシーで20分で物件に着きます。野村町本町一丁目の旅館「みやま荘」の左隣の「女性専科さんわ」というブティックが物件です。
 宿泊はそのみやま荘がいいでしょう。田舎なので一泊2食付きで5000円程度だと思います。興味のあるかたはお電話ください。価格については多少は相談に応じます。
ではよろしくご検討下さい。

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