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地方
「東尾久浄化センター」敷地内5カ所でダイオキシン基準超 東京
2013.2.5 21:13
東京都が荒川区に建設中の下水処理施設「東尾久浄化センター」敷地で昨年12月、土壌から環境基準(1グラムあたり1000ピコグラム)を超えるダイオキシン類が検出された問題で、都は5日、周辺の化学工場跡地全体の20カ所を調べたところ、5カ所で基準超だったと明らかにした。
浄化センター建設現場敷地内で4カ所、都立尾久の原公園内の1カ所で、1グラムあたり2800~1100ピコグラムを検出した。跡地の一部は都営町屋五丁目第3アパートや区立町屋五丁目住宅にかかっているが、これらの植え込み内では同170ピコグラムと基準内だった。
都は工場跡地内100カ所以上を詳細調査する計画で、尾久の原公園や区の「東尾久運動場」、テニスコートなどの使用停止は継続する。
都によると工場は昭和54年までカセイソーダや農薬、合成洗剤などを作っていた。事業者側が造成や盛り土などの対策工事をした上で都が跡地を取得したことになっており、都は今後、工事履歴なども確認する。
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