度胸がいい、面構えがいい、鮮度がいい。南国の陽光に汗の映える18歳は、何も藤浪だけではない。その男、松田遼馬-。2年目の剛腕が、もの凄い!!
「外国人相手に緊張しましたが、感触はよかったです。高めに浮くボールもあったが、今年初めての打者との対戦としてはよかった。アピールしたい真っすぐ中心で、投げました」
今キャンプ初めて務めた打撃投手で、マートン&コンラッドの両助っ人と対峙。まだ1軍登板のない右腕には、酷なセッティング…かと思えた。だが、威風堂々。最速148キロを誇る直球で、パワー勝負を挑んだ。
フリー打撃で連日、好調ぶりを示しているマートンには29球を投じて、安打性は4本のみ。コンラッドにいたっては、26球で安打性わずか2本に抑えた。1本ずつサク越えは許したが、織り交ぜたカーブ、フォークも効果抜群で、空振りも両助っ人から奪う力投を披露した。