阪神春季キャンプ(4日、安芸)阪神のドラフト2位・北條史也内野手(18)=光星学院高=が、臨時コーチとして参加している広岡達朗氏(80)=野球評論家=から、守備の熱血指導を受けた。
ドーム内で、転がったボールを約3メートル先のネットに投げる単調な練習を約40分。広岡氏自身がお手本となり、北條らに説明した。
「こういう訓練を1、2年やる。そうすればレギュラーになれる。きょう頭でわかっても、体では覚えていない」
往年の名手の教えに耳を傾け、ルーキーはうなずいた。
「わかりやすく理解できました。『捕って投げる』のではなく、『投げるついでに捕る』という感じです」。プロ1年目のキャンプで早速、大きな財産を北條が手にした。 (渡辺 洋次)
(紙面から)