2.地球には、わたしたちヒト以外にもさまざまな生物がいます。
みなさんはイヌやネコを見かけると、それが生物であるとすぐに判断できます。
しかし、初めて見たものは、手に取っただけでは生物であるかどうか、すぐに判断できません。
さわったときのやわらかさや、温かみなどの感しょくだけでは、生物であると判断することはできないからです。
それでは、「生物であると判断するための特徴」とは、どのようなものなのでしょう。
生物とは、「生きているもの」という言葉で簡単に説明できます。
しかし、生きているという状態を説明することは簡単ではありません。
それは、生物の体の中でさまざまなものが変化していて、それらの変化の結果、生きているという状態になっているからです。
そこで、さまざまな生物を観察し、生物でないものと比べてみたところ、すべての生物に共通する特徴がいくつか見つかりました。
その特徴のなかでも、とくに重要なものが、下の特徴A~Cです。
特徴A:自分と外界とを区別する境目を持つ。
特徴B:自身が成長したり、子をつくったりする。
特徴C:エネルギーをたくわえたり、使ったりするしくみをもっている。
(中略)
例えば、私たちに病気を引き起こすウイルスは、特徴Aのみ満たしていますが、特徴Bや特徴Cを満たしていないので、生物とはいえません。
(中略)
問7.右図は99年後に誕生する予定のネコ型ロボット「ドラえもん」です。
この「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。
それはなぜですか。
理由を答えなさい。
解答:ドラえもん自身が成長したり、子孫を残すことができないから。
問題と答えを見ての感想
そんなにひねった問題ではない。