女性問題で徳田毅国交復興政務官辞任、第２次安倍政権初

徳田毅国土交通・復興政務官 Photo By 共同

　自民党の徳田毅国土交通・復興政務官（４１）は４日、一身上の都合を理由に安倍晋三首相に辞表を提出し受理された。過去の女性問題が原因とみられる。

　徳田氏は「国民、政府や党関係者に大変ご迷惑をお掛けし、心よりおわび申し上げます」とのコメントを公表。ただ、詳しい理由については「問題の内容は相手との関係で明らかにできない」と言及を避けた。自民党関係者によると、徳田氏が衆院議員になる前の女性問題が、今週発売の一部週刊誌で報じられる見通しという。

　昨年１２月に発足した第２次安倍内閣で政務三役の辞任は初めて。菅義偉官房長官は会見で、首相は「残念だが、やむを得ない」と話したことを明らかにした。野党側は国会で事実関係をただす構えで、高支持率を記録し順調な滑り出しを見せていた安倍内閣にとって打撃となりそうだ。

　徳田氏は自由連合代表などを務めた徳田虎雄元衆院議員の次男。虎雄氏の秘書や会社役員を経て、０５年衆院選で鹿児島２区から出馬し初当選。昨年１２月の衆院選で３選を果たし、同２７日に政務官に任命されたばかりだった。