東京都:尖閣寄付14億円塩漬け 「返して」電話160件
毎日新聞 2013年02月05日 12時13分(最終更新 02月05日 13時19分)
都港湾局が昨夏、現地に船だまりを整備する場合の試算をしたところ、小型船20隻が避難できる小規模な防波堤でも約200億円、工期は5年かかるとされた。3〜4トンのコンクリートブロックが約8000個必要で、それをすべて約170キロ離れた石垣島から海上輸送しなければならないのがネックという。寄付金を充てたとしても、整備をするなら追加で多額の財政支出が必要になるのは間違いない。
都の担当者は「国への譲渡条件が整うまで、都が基金を抱えていても問題はない。寄付してくれた人には、今後も尖閣諸島の有効活用を国に求めていくことで納得してもらっている」と話す。