(cache) 強制労働の賠償請求は違憲 米連邦高裁が初判断
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 強制労働の賠償請求は違憲 米連邦高裁が初判断

     【ロサンゼルス21日共同】米サンフランシスコの連邦高裁は21日、第二次大戦中の強制労働に対する賠償請求を認めたカリフォルニア州法は違憲とする初判断を下し、州法に基づき元米兵捕虜らが三菱商事や新日鉄など日本企業に損害賠償を求めていた計28件の訴えをすべて退けた。  カリフォルニア州の州高裁は今月15日、州法を合憲とする決定を下したことから、連邦高裁と州高裁で判断が分かれる格好となった。原告らは連邦高裁に再審理を申し立てるか、連邦最高裁に上訴する方針。  連邦高裁はこの日の決定で「憲法は外交権を連邦政府のみに与えており、戦後補償をめぐりカリフォルニア州が訴訟を起こす権利を州法でつくり出すことはできない」と指摘した。3裁判官全員の一致した決定だった。
      【共同通信】