Q 対策は。
A 今回、北京市は公用車の使用を30%削減したほか、一部工場の操業を停止させるなどの臨時措置を講じた。北京を含むいくつかの都市では、大気中の汚染物質を地表に落とすため人工降雨も実施したようだ。いずれも場当たり的な対応にすぎない。結局2月1日未明に大風が吹くまで北京に青空は戻らなかった。
Q 日本にも中国から飛んできているのか。
A 今年1月、福岡市などの観測所で、通常の3倍の数値が出たという。ほかに西日本の各地で高い値が瞬間的に記録されている。上空の偏西風に乗って大陸から飛来した汚染物質が原因と考えられている。
Q 対応策はあるのか。
A 欧州は越境する大気汚染物質を規制する条約があるが、その他の地域にこうした枠組みはない。大陸から汚染物質が飛来しているとしても、環境規制を厳しくするかどうかは中国政府の判断次第。日本は観測を強化して注意を呼びかけるしかないのが現状だ。環境省は「そらまめ君」というサイトで各地の観測情報を公開している。(北京=島田学)
中国、大気汚染、首都鋼鉄集団
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