大阪市は26日、来年度予算についての市長ヒアリングを開き、新設する文化事業評価機関「大阪アーツカウンシル」が、大阪府と市の文化事業46事業(助成額計約6億4500万円)を評価対象にすることを明らかにした。3月末で廃止するバス路線の代替策なども公表した。
アーツカウンシルでは府と市の文化事業を行政ではなく専門家の視点で評価。十数人の委員による府市文化振興会議を設置し、音楽、演劇、伝統芸能・芸術など7分野について専門家でつくるアーツカウンシル部会が検証・評価する。新たな助成事業の企画やシンクタンク機能も担う。
来年度は府18事業と市28事業が評価対象で、事業の存廃も含めて検証。文楽協会や大阪フィルハーモニー交響楽団への助成も対象となる。橋下徹市長は同日「新しい取り組みだ。委員は政治的に中立になるよう人選してほしい」と述べた。
3月末で廃止するコミュニティーバス(通称・赤バス)26路線の代替案は市内の15区が検討。民間会社への小型バスの運行委託や娯楽施設の送迎バスの活用などで市民の足を確保する。4月の運行開始に向け調整中で計約1億4800万円の事業費を見込む。
代替案は昨年8月就任の公募区長を中心に検討。大正区は区役所と病院を結ぶシャトルバスを病院が運行し、区が一部資金を負担。此花区では、高齢者や障害者らは娯楽施設の送迎バスを無料で乗れるようにする。
現在一部で試行中の中学校給食を巡っては、9月から市内全128校に拡大。当面は弁当持参か給食かを生徒が選べるが、2014年度は1年生、15年度は1、2年生が全員給食に移行し、16年度から全学年に給食を提供する。
市立天王寺動物園(天王寺区)について、現在は無料の大阪市外に住む小中学生の入園料を4月以降、200円とする。同動物園の入園料は大人500円で、市内在住・在学の小中学生はこれまで通り無料。橋下市長は「受益者負担の観点から、周辺自治体の子まで面倒をみる必要はない」と述べた。
橋下徹、カウンシル
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