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中国大気汚染 福岡県が測定機を設置2月5日 12時19分
中国から、PM2.5と呼ばれる大気汚染物質の飛来が懸念されるなか、福岡県は県内の10か所に汚染物質の測定機を新たに設置し、5日からホームページで測定結果の公表を始めました。
中国では、東部や内陸部を中心に、車の排気ガスなどに含まれ、ぜんそくや気管支炎を引き起こすPM2.5という極めて小さな粒子の濃度が高くなり、大気汚染が深刻な状態が続いていて、福岡県内では汚染物質の飛来を懸念する声が上がっています。
こうしたなか、福岡県は太宰府市や宗像市などの県内10か所に、新たにPM2.5の測定機を設置し、5日から測定を始めました。このうち、太宰府市では、午前11時の時点の濃度は1立方メートル当たり24.6マイクログラムと、環境基準で定められた一日の平均値の35マイクログラムを下回りました。測定結果は県のホームページで公表され、1時間ごとにデータが更新されます。
県保健環境研究所の黒川陽一環境科学部長は「汚染物質の成分を詳しく分析しながら、監視を続けていきたい」と話していました。
福岡県内では、このほか福岡市と北九州市、それに大牟田市が、市独自にPM2.5を測定しています。
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