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2010年2月7日
「いいデザインって何だろう?」 愛知県立半田工業高等学校

ナガオカ ケンメイ (デザイナー)

1965年北海道生まれ。愛知県立半田工業高等学校を卒業後、大手デザイン会社勤務を経て 1997年デザイン会社を設立。2000年、デザインとリサイクルを融合した新事業「D&DEPARTMENT PROJECT」を開始。2003年には、デザインと販売を結びつけた新しい仕組みが評価されグッドデザイン賞審査委員長特別賞を受賞。日本のものづくりの原点を意識したブランド「60VISION」(ロクマルヴィジョン)を設立し、1960年代に生まれた優れた商品の復刻などをおこなっている。

みどころ

 奇抜で斬新な流行のカタチだけが「デザイン」ではない!
 その多くがモノづくりの現場に就職する工業高校の後輩たちだからこそ、本当にいいデザインとは何か知ってほしい。と考えているナガオカさんは後輩たちに宿題を出します。それは、“家で10年以上使いつづけてきたモノを持って来ること”。
 使い古した定規、お茶碗、学習机。。。生徒達が持ち寄った様々なモノたち。この、一見冴えない、古びたモノにこそ「デザインの本質」がある。
 そして、ナガオカさんは課題を与えます。「この『モノ』を手がかりにして、『いいデザイン』とは何かを考えなさい。」
 最新機種の携帯やブランド品といった、見栄えの良いモノが「デザイン」だと思っていた今の後輩たちは戸惑うばかり。。。
 しかし、ナガオカさんのアドバイスで、職人さんやお店の人、そして、それを使い続けてきた人から話を聞くことで、次第に、「モノをデザインする時に大切な事は何か」が分かり始めてきます。。。