2013.2.5 05:02

中国からの飛来が懸念…大気汚染の数値公表へ

 福岡県は4日、大気汚染物質のうち、呼吸器疾患などへの悪影響が指摘される微小粒子状物質「PM2・5」について5日から県内10カ所で観測を開始し、ホームページで数値を公表すると発表した。

 大気汚染が深刻な中国に地理的に近い福岡県は、汚染物質の飛来が懸念されている。県は「正確な情報を提供すると同時に、汚染状況を解析したい」としている。

 県によると、国が定めた環境基準値は1日平均で大気1立方メートル当たり35マイクログラムだが、福岡市の観測所では1月、基準値を上回ったことが数日あったという。北京では1月12日に同900マイクログラムを記録している。

(紙面から)