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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【コラム 撃戦記】APB設立目前の「村田プロ転向騒動」にアマ連盟焦り2013年2月5日 1952年、白井義男(故人)が米国のダド・マリノを判定で破り、日本人初のフライ級世界王者となった。その快挙から60年。今年もプロ・アマで活躍した年間優秀選手表彰式が先日、東京都内であった。昨年のロンドン五輪でミドル級の村田諒太(東洋大職員)が48年ぶりの金メダリストとなり、式のひな壇は銅メダルの清水聡(自衛隊)とともにアマ勢がにぎわせた。 その一方で、プロとアマ連盟の間に微妙な雰囲気も流れた。国際ボクシング協会(AIBA)は年内にも独自興行ができるプロ組織(APB)を立ち上げる予定で、日本も従う方向にある。アマ連盟の山根明会長は「メダリストをつくるまでにアマがどれほど手間と金を費やしたか。それを横取りするようなことは絶対許せない」と、プロ側をけん制。メダリストのプロ転向には本人の意向を尊重するとしながらも「連盟に資金的援助をしてくれているなら、プロ側に何も文句は言わないが」と厳しく批判した。 そこに起こった、今回の村田のプロ転向騒動。APB設立目前の騒ぎにアマ連盟の焦りが垣間見えるが、アマの言い分ももっともな面がある。アマの規制緩和でプロと交流、五輪の成果につなげただけに、騒動がいい方向に決着することを願いたい。 (格闘技評論家) PR情報
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