岡田紅陽が撮影した関東大震災の写真について
韓国人研究家、日本人による朝鮮人虐殺写真を公開という記事について、チョン・ソンギル氏が公開した写真は岡田紅陽が撮影した震災の記録写真です。『大正大震災大火災惨状写真集』には同一の写真が掲載されています。なお、この書籍は震災後89日後に発売し、すぐに発禁になったもので、その存在はあまり知られていません。東北芸術工科大学のアーカイブのものは絵葉書のようですが、こちらでは上記写真集および私家版のアルバム内に同一写真が見受けられます。なお、私家版のアルバムには写真の横に吉原公園魔ノ池附近と書かれています。この写真については上記以外の情報は不明です。
なお、この写真については以前にも2008年5月に「ル・モンド」に掲載され、「広島・世界が見たことがなかったもの」と紹介されましたが、本当は関東大震災の写真だったということでニュースとなりました。
ネット上には岡田紅陽が撮影したであろう関東大震災に関する写真が数多く見られます。様々な人の手を経て、情報が錯そうしてしまっていますので、写真の使用・掲載等につきましてはご確認いただきますようこの場をかりでお願いいたします。
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