ドラえもんは生物 その弐
今日は朝から面白いものを見た。
いわずと知れた餃子の王将の新人研修である。
ものすごく笑った。「なに?このキモイ集団!」という感じである。
途中から見たので定かでないが、社訓(?)か何かを早口言葉のように言わせたり、何故か土下座してたり、でかい声で夢やら何やらを語らせたりする。意味がわからない。
自分ならこんな下らないところで土下座したり、夢なんぞ語ったり、でかい声を上げたりはできない。仕舞には合格者は何故かみんなとハグ!
無理だと感じた。こんなところで働くのは無理だろうなという意味と、こんなところで食事を取ることが無理だなあという意味である。
それぞれの会社のことはそれぞれの自由だからいいのだけれど、意味あるのかなあ。
でかい声で挨拶するのは大事かもしれないが、のどが張り裂けそうな声を出す必要がどこにある?
お客様にもあんなでかい声で挨拶したら逃げると思う。
ドラえもんは生物か 第二部
ドラえもんは生物ではなさそうだ。サイボーグは生物だがロボットは違うっぽいからだ。
ではもう一度生物の定義を見てみよう。
「有機物であること」
これはどうだろう? 必要条件か?
結論から言うと、生物は有機物でなくともよい(極論)。
有機物とは、簡単に言うと炭素骨格の化合物である。ではなぜ炭素が必要かというと、炭素は共有結合をしていないフリーの電子が4つあり、4方向に他の原子と結合できるからである。つまりそれだけ多くの種類の化合物を形成できるポテンシャルがある。
では、周期表で炭素の下にあるシリコンはどうだろう。
シリコンも炭素と似た性質を持っている。重要なのは炭素と同様に4つの結合を結べる点である。
つまり、有機物と同じような構造の化合物をつくれるポテンシャルがある。もし、シリコン骨格でできている生物様のものがいたらどうだろう?
地球にはそんなのはいないと思うが、例えばもの凄く高度な文明を持った宇宙人がやってきて、そいつがシリコン骨格だったら? 「有機物ではないから、これは生物ではない」と断言できるだろうか、いやできない(反語)。
つまり有機物であることは、生物であることの必要条件ではなさそうだ。
「細胞からできていること」
これは結構必須だと個人的には思う。今の生物の定義ではウイルスは非生物であり、ウイルスは実際に細胞は持っていない。まあこれも地球の生物に限っていえば、ということなのかもしれないが。
しかし先生はこれも真っ二つに切ったものである。
「ドラえもんは実は単純で下等な生物なので、あれ全体で一つの細胞なのであって、単細胞生物だ」
これはちょっと無理やりすぎると思ったが、そう言われると「ああそうなんだ」、と反論しづらくなってしまう。
「恒常性のあること」、「環境応答すること」
ドラえもんは既にこの特徴を持っているといえる。
「増殖すること」「DNAを持つこと」
さてこれらはどうだろう?
この二つについてはまた次回。
ドラえもんは生物 その参
岡田尊司氏の「アスペルガー症候群」を読了。
読みやすいし面白かったが、変わり者とされる偉人や有名人を「アスペルガーの傾向を持っていた」と、簡単に判定しすぎでは? と思った。
また「アスペルガーはAのような傾向があるが、Bであることも少なくない(A,Bは互いにそう反するもの)」という記述が多かったのも気になる。アスペルガーの複雑さと多様性を示したかったのかもしれないが、「いわゆる普通の人もそうだから!」と突っ込みたくなってしまう。
概要を知るには読みやすくてよい。難しい問題であることもよくわかった。
深く突っ込んだ本を読みたくなるので、入門書としてよかったというのが感想である。
いわずと知れた餃子の王将の新人研修である。
ものすごく笑った。「なに?このキモイ集団!」という感じである。
途中から見たので定かでないが、社訓(?)か何かを早口言葉のように言わせたり、何故か土下座してたり、でかい声で夢やら何やらを語らせたりする。意味がわからない。
自分ならこんな下らないところで土下座したり、夢なんぞ語ったり、でかい声を上げたりはできない。仕舞には合格者は何故かみんなとハグ!
無理だと感じた。こんなところで働くのは無理だろうなという意味と、こんなところで食事を取ることが無理だなあという意味である。
それぞれの会社のことはそれぞれの自由だからいいのだけれど、意味あるのかなあ。
でかい声で挨拶するのは大事かもしれないが、のどが張り裂けそうな声を出す必要がどこにある?
お客様にもあんなでかい声で挨拶したら逃げると思う。
ドラえもんは生物か 第二部
ドラえもんは生物ではなさそうだ。サイボーグは生物だがロボットは違うっぽいからだ。
ではもう一度生物の定義を見てみよう。
「有機物であること」
これはどうだろう? 必要条件か?
結論から言うと、生物は有機物でなくともよい(極論)。
有機物とは、簡単に言うと炭素骨格の化合物である。ではなぜ炭素が必要かというと、炭素は共有結合をしていないフリーの電子が4つあり、4方向に他の原子と結合できるからである。つまりそれだけ多くの種類の化合物を形成できるポテンシャルがある。
では、周期表で炭素の下にあるシリコンはどうだろう。
シリコンも炭素と似た性質を持っている。重要なのは炭素と同様に4つの結合を結べる点である。
つまり、有機物と同じような構造の化合物をつくれるポテンシャルがある。もし、シリコン骨格でできている生物様のものがいたらどうだろう?
地球にはそんなのはいないと思うが、例えばもの凄く高度な文明を持った宇宙人がやってきて、そいつがシリコン骨格だったら? 「有機物ではないから、これは生物ではない」と断言できるだろうか、いやできない(反語)。
つまり有機物であることは、生物であることの必要条件ではなさそうだ。
「細胞からできていること」
これは結構必須だと個人的には思う。今の生物の定義ではウイルスは非生物であり、ウイルスは実際に細胞は持っていない。まあこれも地球の生物に限っていえば、ということなのかもしれないが。
しかし先生はこれも真っ二つに切ったものである。
「ドラえもんは実は単純で下等な生物なので、あれ全体で一つの細胞なのであって、単細胞生物だ」
これはちょっと無理やりすぎると思ったが、そう言われると「ああそうなんだ」、と反論しづらくなってしまう。
「恒常性のあること」、「環境応答すること」
ドラえもんは既にこの特徴を持っているといえる。
「増殖すること」「DNAを持つこと」
さてこれらはどうだろう?
この二つについてはまた次回。
ドラえもんは生物 その参
岡田尊司氏の「アスペルガー症候群」を読了。
読みやすいし面白かったが、変わり者とされる偉人や有名人を「アスペルガーの傾向を持っていた」と、簡単に判定しすぎでは? と思った。
また「アスペルガーはAのような傾向があるが、Bであることも少なくない(A,Bは互いにそう反するもの)」という記述が多かったのも気になる。アスペルガーの複雑さと多様性を示したかったのかもしれないが、「いわゆる普通の人もそうだから!」と突っ込みたくなってしまう。
概要を知るには読みやすくてよい。難しい問題であることもよくわかった。
深く突っ込んだ本を読みたくなるので、入門書としてよかったというのが感想である。
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タイトル : [徒然][SF] ドラえもんは知的生命体ですよ
人気エントリー 「麻布中学入試「優れた技術で作られていても、ドラえもんは生物として認められません。なぜですか。」」http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-14352.html 経由.*1 http://www.inter-edu.com/nyushi/2013/azabu/sci/ http://matome.naver.jp/odai/2135...more
人気エントリー 「麻布中学入試「優れた技術で作られていても、ドラえもんは生物として認められません。なぜですか。」」http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-14352.html 経由.*1 http://www.inter-edu.com/nyushi/2013/azabu/sci/ http://matome.naver.jp/odai/2135...more