将棋の第71期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の挑戦者を決めるA級順位戦の最終戦全5対局を生中継する「史上初!全5対局完全生中継~将棋界の一番長い日~」(3月1日午前9時半・スカチャンほか)を前に、11日午後1時から無料放送される「直前特番!3月1日・将棋界の一番長い日へ」(BSスカパー!)の収録が3日、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で行われ、コメディアンの萩本欽一さんと羽生善治王位が初対談した。
萩本さんは対談を終え「最後に羽生ちゃん!欽ちゃん!と呼び合えて、友達になれたことが本当にうれしかった」と話し、羽生王位も「子供のころからテレビで(萩本さんを)見て育ったので、恐れ多くてなかなか“欽ちゃん”と呼べないですが」と恐縮しつつも「ほかの棋士にも“欽ちゃん”って呼ぶように伝えます」と話していた。
「直前特番!3月1日・将棋界の一番長い日へ」は、BSスカパー!、スカチャン、囲碁・将棋チャンネルで生放送される最終戦の見どころを伝える番組で、順位戦の説明やこれまでの対局成績を振り返りながらA級棋士10人のキャラクター、将棋の見方などを紹介。また「萩本欽一×羽生善治 スペシャル対談」の模様も放送する。
将棋ファンとしても知られる萩本さんは「今回はテレビの前で、ファンの方に向けて羽生さんの笑顔をどれだけ引き出せるかを心がけた。いろいろな笑顔を見ることができたのでいい仕事をしたんじゃないかな。突っ込みを入れることもできてよかった」と話し、「芸能界は運で生きていくところだけれど、将棋界は違う。羽生さんにはその辺りのことも聞きたかったので、それが聞けてスカッとした」と満面の笑みを浮かべた。一方羽生王位も「対局とは違う緊張感が漂っていて、いい1日だった」と話した。
「直前特番!3月1日・将棋界の一番長い日へ」は、BSスカパー!で11日午後1時~2時40分無料放送、「史上初!全5対局完全生中継~将棋界の一番長い日~」はスカチャン、スカパー!プロモ100、BSスカパー!、囲碁・将棋チャンネルで3月1日午前9時半~深夜2時放送予定。(囲碁・将棋チャンネルのみ有料)。(毎日新聞デジタル)