ダイオウグソクムシ:絶食5年目、今月も餌食べず…三重
毎日新聞 2013年02月04日 18時16分(最終更新 02月04日 18時24分)
三重県鳥羽市の鳥羽水族館で飼育されている絶食5年目の深海生物「ダイオウグソクムシ」に4日、餌のサバが与えられた。だが、サバの上には乗ったものの通り過ぎてしまい、「お食事」は来月に持ち越しとなった。
飼育展示している2匹のダイオウグソクムシのうち、「No.1」(体長29センチ)は09年1月2日にアジを1匹食べて以来、絶食状態が続いている。水族館は月1回、餌やりをしており、この日、飼育員の森滝丈也さん(43)が、体長約30センチのサバを水槽内に入れた。
No.1は一時、口を動かして食べる気配をみせたが、その後見向きもしなくなり、24分間の食事タイムは終了した。森滝さんは「水温を5度に下げ動きが良くなり、期待したが残念だった」と話していた。【林一茂】