NHK北海道のニュース 札幌放送局
震度4程度 余震のおそれ
2日夜遅く発生し、道東で最大震度5強の揺れを観測した地震について、札幌管区気象台は、体に感じる余震は少ないものの、引き続き、震度4程度の余震が起きるおそれがあり、地震の揺れによる落雪や雪崩などに注意するよう呼びかけています。
2日午後11時17分ころ起きた十勝地方中部を震源とする地震では、釧路市と根室市、それに浦幌町で震度5強の揺れを観測したほか、帯広市などで震度5弱の揺れ観測しました。
道のまとめによりますと、地震でけがをした人は12人、建物の壁やガラスが割れるなどの被害は28か所に上りました。
帯広市では、JR帯広駅の改札付近の天井板が床に落下し、けが人はいませんでしたが、今回の地震について、札幌管区気象台の齋藤祥司地震情報官は「今回は太平洋プレート内部の地下の深いところで起きた地震で、深いところを震源にしていることもあり、体に感じる余震は少ないものの、マグニチュード6.5だったので、マグニチュード1くらい少ない規模の余震があり、震度4程度の地震が起きる可能性が、引き続き、1週間程度ある」としています。
そのうえで防災上、特に、この時期、注意すべき点として「揺れによる落雪や雪崩、土砂災害に十分注意してほしい」としています。
02月04日 18時15分