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徳田氏辞任 過去の反省踏まえ対応
2月4日 18時53分

徳田氏辞任 過去の反省踏まえ対応
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菅官房長官は、午後の記者会見で、復興大臣政務官を兼務する徳田毅国土交通大臣政務官から一身上の都合を理由に辞表が提出され受理したことについて、「大変残念だ。国政の遂行に支障が生じないよう、後任の任命を速やかに行って責任を果たしていきたい。対象を数人に絞っており、国土交通行政と震災復興に力を発揮できる人という考え方で選考している」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は、徳田政務官の辞任を直ちに認めたことについて、「政権を遂行していくうえで、必要な判断をできるだけ早くしていくのが政権の役割であり、安倍総理大臣もさまざまな反省のうえに立って今度の決断をしたのだろう」と述べました。
また、菅官房長官は、記者団が「徳田政務官は、議員辞職する必要はないのか」と質問したのに対し、「私が今、概略の報告を受けていることから判断すると、必要ないだろうと思っている」と述べました。

徳田氏がコメント

徳田毅国土交通政務官は「一身上の都合で政務官を辞任した。問題の内容については、相手との関係で明らかにすることができないが、私自身の問題で内閣に迷惑をかけたくないと考え、辞任を決意した。経済再生と被災地の復興に向け始動したやさきに、国民の皆様、政府や党の関係者に大変ご迷惑をおかけすることになり、心よりおわび申し上げる」というコメントを発表しました。

太田国交相“行政しっかり進める”

太田国土交通大臣は記者団に対し、「昨夜、電話をもらい、徳田国土交通政務官から辞任したい旨の報告があったが、夜ということもあったので『また、あすにでも』という話をした。はっきりと辞任するということではなかったと記憶しているが、辞表の届けを出したということなので、私としてはそれを受け止めたい。国土交通省としては、国土交通行政に遅れが出ないようしっかり進めていきたい」と述べました。

石破幹事長“影響最小限に”

自民党の石破幹事長は記者会見で、「徳田政務官としては、内閣や自民党にいささかなりとも迷惑がかかってはならないということで、早い決断をしたのではないか。政権に与える影響が全くないかと言えばそうではないが、最小限にとどめることが必要だ」と述べました。

公明・漆原国会対策委員長“厳しく問われるかも知れない”

公明党の漆原国会対策委員長は記者団に対し、「理由は詳しく聞いていないが、内容によっては厳しく問われることがあるかもしれない。政府は、仲間意識や温情で対応するのではなく、国民の視点に立って、素早く処理することが大事だ。相当前の話が原因のようだが、その事実を知りながら政務官に任命したのかどうかも、衆議院の予算委員会などで話題になるだろう」と述べました。

民主・細野幹事長“コメントしかねる”

民主党の細野幹事長は記者会見で、「ニュースで流れているのは速報で見たが、全くどういう状況なのか分からないので、今の段階ではコメントしかねる」と述べました。

共産・市田書記局長“シッポ切りでは”

共産党の市田書記局長は記者会見で、「事実関係は詳しく掌握していないが、みずから辞任を申し出て、それが受理されたということは、『任にふさわしくない』という事実を、政府としてもつかんだからではないか。政府にしてみれば、『はやくシッポを切っておこう』ということではないか」と述べました。

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