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2012-08-18 新しいiPadをMac/PCのサブモニター(拡張ディスプレイ)にするにはS
新しいiPadをMac/PCのサブモニター(拡張ディスプレイ)にするにはSplashTop XDisplayが描画も速くてオススメ!
Abstract
・ Mac/PCへの追加ディスプレイとしてiPadを利用可能なappのsplashtop XDisplayがいい!
・ 以前使っていた同種のappの「iDisplay」はRetinaディスプレイのiPadによる高負荷を処理しきれずダメ?
・ Splashtop XDisplayはRetina非対応かもだが、充分な画質で「新しいiPad」でもスイスイと使えた
・ ポインタの起動も速やかで動画の再生でも落ちない
・ 幾つかトラブルシューティングも紹介
1. iDisplayを推してはいたものの……
自宅のMac/PCは必ずデュアルディスプレイ(サブモニタ、追加ディスプレイ)を利用しているおぃらとしては、出先のMacBook Airでも同様にデュアルディスプレイを使いたい。とはいえ、MacBook AirとiPadとiPhoneを常時持ち歩くおぃらとはいえ、ディスプレイを持ち歩くほどの奇橋さはない。
というわけで、iPadをMacに対する追加ディスプレイをすればいいって考えて、iDisplayというアプリを使っていた(事に関するエントリをまとめていた)。
実用的だって推奨していたのだったが、Retinaディスプレイ搭載の「新しいiPad」でこのiDisplayを使うと、けっこう破綻する。
Retinaディスプレイ側が要求するデータ量が多いためか、Macの挙動がフリーズすることもあった。
「新しいiPad」おそるべし……として、「新しいiPad」を使ってのデュアルディスプレイは回避していたのだったが、今回グッドニュースが飛び込んできた!
このツイートの描画速度が速い!ってのに惹かれた。
この表現はズバリ、従来の拡張ディスプレイ用のアプリがそうでなかったことを物語るものだったのだ。完全に同意であった。
リンク先はこちら!
おぃらが「新しいiPad」を手にして以後、いまいちiPadをMacの拡張ディスプレイにするのに納得行ってなかったのが、これなら満足できるかもしれないーーそうピンときたのである。
ということでさっそくこのSplashTop XDisplay、試してみたので御エントリ!
2. SplashTop XDisplayの準備(Mac/PC側)
それではまず、splashtop XDisplayを導入する。まずはMac/PC側から。
その前に確認:今回利用するのはSplashtop XDisplay!
splashtop関連アプリは多数あるので、要注意。splashtopやsplashtop2ではなくて、あくまでもSplashtop XDisplayなので。
さて、公式サイトからMac/PC側のクライアントアプリをもらってこよう。
公式サイトに行った先にすでに画面下の方に「splash streamer」をゲットするバナーが出てたりするが、サイトのトップメニューからも選択可能だ。
なおその際にメンバー登録(のためのメールアドレス入力)を促すダイアログが出ることがあるが、結論から言えばそれ自体は不要でもある(もちろん登録は任意)。
splash streamerをダウンロードしたら、インスコする。
インスコ中に何度かMac本体のパスワード入力を求められるので、入力。ダイアログが幾つか重なるので、インストールが進まないなあと思ったらダイアログの裏に他のダイアログ(とそれに対するアクション要求)がないかどうかを確認されたし。
最後にSplashtopアカウントの作成を求められたりするが、少なくともSplashtop XDisplayの利用にあたっては特に必要ではない(登録は任意)。
インスコ終了時にMac本体の再起動を必要とすることもあるので適宜再起動を。
再起動から復帰後には、すでにメニューバーにSplashtopのアイコンあり。
このメニューバー内のアイコンの「基本設定」から設定をする。
「状態」「設定」「その他」「情報」のメニューがあるが、「設定」を選ぶ。
いくつかチェックボックスがあるが、とくにSplashtop XDisplayの利用にあたってはやはりアカウント作成などは不要である。
それより大事なのは、その「設定」の中にある「バーチャルディスプレイドライバのインストール」である。上記画面はすでにインストール後であるため「アンインストール」のボタンに切り替わっているが、こちらのインストールが必要なので、行う。ここでまた再起動することがあるかもしれない。。
ここまで来るとiPad側でMacを認識できるようになっているが、その際に必要となるセキュリティコードを設定しておく必要がある。
メニューの中の「その他」を選ぶ。
ここで現在つながっているWiFiコネクション(ネットワーク)のIPアドレスが確認できたり、またセキュリティコードを設定できる。
好きなセキュリティコードを設定できるので、アルファベットを数字をおりまぜて8文字以上で設定する。
なお、「その他」の項目を下方にスクロールすると、現在使用しているポートなどを確認できる。
これでひと通り、Mac/PC側の設定は終了である。次の画像はメニュー内の「状態」のもの、すでにMacとiPadそれぞれが認識し合っているときのもの。
再三の繰り返しになるが、やはりSplashtop XDisplay自体の利用ではアカウント作成などは不要である。
次はiPad側へ。
3. SplashTop XDisplay(iPad側)の準備
さて、次はiPad側の設定。
ここで繰り返しになるが、注意が必要なのがSplashTop関連のアプリが多数あること!である。公式サイトに一覧があるが、多い。
たとえばSplashTopとSplashTop2というアプリは「リモートデスクトップソフト」といって、iPadでMacを操作するアプリであり、それはそれで使い勝手があるが、今回のMacの画面をiPadにも拡張するデュアルディスプレイとは異なるということに注意!
今回はSplashTop XDisplayというアプリを用意する。
無料でまず試して見ることが出来る。あとで有料版の購入方法にも触れる。
iPad側でまず無料のSplashtop XDisplayのappをダウンロードしたら、起動する。
ホスト側のMac/PCでSplash streamerが起動していれば、すでにiPad側でもその端末を認識しているはずなので、タップする。
そこで先ほど設定しておいたセキュリティコードを入力する。
これだけで、iPadにMacの画面が(初期状態ではミラーリングとして)反映される。
こちらは最初に表示される「ヒント」の画面なのだが、この画面にあるように随時iPadの画面を3本指でタップするだけで各種調節が可能。
? 描画モードの変更 「Sharp(静止画質優先)」か「Smooth(動画優先)」を選べる
? 音源の変更 なんと、iPad側からMacの音が出せる!
? 画面設定の変更 Macの「環境設定」の中の「ディスプレイ」を呼び出せる
? iPadのソフトウェアキーボードを呼び出せる
特に便利なのが、Macの画面とiPadの画面の配置を決める「システム環境設定」のディスプレイのメニューが呼び出せること。
特にミラーリングにする意味合いもないと思うので、ミラーリングをoffにして、iPadの配置を適宜調節したら、拡張ディスプレイの完成!
とっても快適である。
4. Splashtop XDisplayの購入方法
さて、以上の準備をすることで、MacやPCの追加ディスプレイとしてiPadを使える。
10分間の使用でお気に召したら、あるいはもっとちゃんと使いたいと思ったら、有料版を購入しよう。
App Storeではなく、無料版appから(期間限定で)450円のアドオンを購入することで、完全版の利用が可能となる。
iPad側のsplashtop XDisplayのダッシュボードの画面で、現在認識している(splashtop steamerが起動している)Macその他の端末の上のところにあるバナーをクリックする。
課金を尋ねるダイアログで購入できる。おぃらの時は450円と半額だった!
購入が追われば、そのバナーもなくなり、あとは時間制限もなく、この快適な描画速度の拡張ディスプレイをGETできる。
5. SplashTop XDisplay、レビュー
ここからはレビュー。
まず凄いのがやはり、描画速度が速いってこと。
看板に偽り無し。
このSplashTop XDisplayは幸か不幸かRetina対応は未だしていないようなのだが、それが功を奏しているのかもしれない。
実際、過去エントリで紹介していたiDisplayでは、「新しいiPad」でRetina表示可能なので、(静止画としては美しいものの)縮尺もRetinaレベルに引き上げられて、非常に細かい描写になってしまっていたのが、負担の原因だったと思う。
このSplashtop XDisplayに関しては縮尺の変化はなく、目の前のMacと同じ画質で「新しいiPad」側にも反映されるので、負担が少ないのかもしれない。
そのため、「新しいiPad」側の画質の調整は可能なのだが、ちょっと面倒かもしれない。おぃらはMacBook Pro-2011earlyのそれと同じ解像度のままで使っている。
Splashtop XDisplayのメリットはすなわち、「新しいiPad」があれば、出先でもMacがデュアルディスプレイで使える!ということである。
しかもそれは、「新しいiPad」でも快適に使えるデュアルディスプレイなのである。
これは全ノマド必携にして垂涎のappであろう。
6. トラブルシューティング アクセスポイント化したMacとiPadの場合
というわけで快適な描画速度で、「新しいiPad」時代の拡張ディスプレイappとして最右翼のこのSplashtop XDisplay。
これまで紹介してきたのは、WiFiルーターにMacとiPadそれぞれがWiFi接続している状態でのSplashtop XDisplayの利用であった。
今度は有線LAN(ケーブル)でネット接続しているMacで試してみた。
Mac/PCは有線LANケーブル由来のインターネット回線を無線WiFiとして発信して、iPadその他の無線デバイスでもインターネット接続ができる。
こちらで紹介したように、MacBook Proに有線LANケーブルを接続して、ネットワークを作成/インターネット共有として、MacからWiFiを発信させる。
iPadでそのWiFi回線を認識させて、ちゃんとiPadからもインターネット接続ができるようにした。
さて、そんな状態でMacのSplash streamerを起動し、iPad側でsplashtop XDisplayたちあげて拡張ディスプレイさせてみる……。
が、これができない。
確かにiPad側でちゃんとMacを認識し、かつ接続プロセスも2段階のうち1段階目はクリアするのだが、2段階目でストップしてしまって進まない。
実際にMac側も「iPadにアクセスされてますよー」って通知が出るので、相互認識はできているはずなのだが、iPad側にMacの画面が表示されないのである。
何度かあれこれsplash steamerの設定をあれこれいじってみてもダメだった。
「……同一WiFiネットワーク内にMacとiPadが所属してなくて、アクセスポイント化したMac(由来の無線WiFi)につないであるiPadだからダメなの?」
そう思って、いったんMacとiPadそれぞれのネットワークを切断し、Aterm MR01LNの(docomo回線による)WiFiにつないでみることにした。
いずれも同一のSSID(ネットワーク名)につないだもので、これだとMacも「新しいiPad」も並列の関係だから、ちゃんとsplashtop XDisplayが機能するはず……と。
できない……だと?
同一WiFiネットワークに属している状態のMacとiPadでもできなくって、ちょっと困った。
うーんと悩んだ挙句、とりあえずMacを再起動してみた。
そうしたところ、Aterm MR01LNによる同一WiFiネットワークでそれぞれインターネッツ接続していたMacとiPadの状態で、splashtop XDisplayがちゃんと機能して、Macの画面がiPad側にも反映されたのである!
今ならいけるーーそう思って、改めて(Aterm MR01LNへの接続を切って)、Macに有線LANケーブルを指して、インターネット共有でアクセスポイント化して、Macから発せられる無線WiFiにiPadをつないで、iPadからもインターネッツ接続できるようにした。
その状態でiPadのsplashtop XDisplayを起動してみたところ……。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
アクセスポイント化したMac(につないだ)iPadでもちゃんとsplashtop XDisplayで拡張ディスプレイできた!
Macは困ったら再起動だね!
7. まとめ
というわけで、「新しいiPad」でも快適に利用可能なiPad拡張ディスプレイ化appのSplashtop XDisplayを紹介とした。
エントリで述べたように、とにかく描画速度が十分に速くてまさに実用的である。
おぃらは自宅ではMacBook Proに追加ディスプレイをつないで使っていてひ所に作業しやすかったので、出先で使うMacBook Airでも常々かねがね拡張(追加)ディスプレイを使えればなアート考えていた。
以前に紹介したiDisplayはそれなりに便利に使えていたのだったが、「新しいiPad」に対しては処理が重すぎて、実用的ではなくなっていた。
今回知ったSplashtop XDisplayはそういったおぃらの期待に十分に答えられる描画速度であり、とても満足している。
トラブルシューティングのチャプターで触れたように、設定の際に何度かつまづいたが、Macの再起動でそれもクリアできた。
これはめちゃくちゃすごいアプリじゃないかと思う。
出先でもMacBook AirとiPadをフルに使いまくりたいあなたに、Splashtop XDisplay、超オススメだ!