ポケットでスマホのバッテリー爆発 男性がやけど

 2日午後2時5分ごろ、仁川市富平区の建物内で男性(55)がズボンのポケットに入れていたサムスン電子のスマートフォン(多機能携帯電話端末)「ギャラクシーノート」のバッテリーが音を立てて突然爆発した。富平消防署によると、男性は大腿部にやけどを負ったという。

 男性は爆発で生じた熱で右の大腿部にやけどを負い、近くの病院で手当てを受けている。サムスン電子関係者は「まだ情報を得ていない。リチウムイオン電池は外部からの圧力や急な温度変化で発火することがあり得るため、正確な状況の把握に努めている」と説明した。

 スマートフォンのバッテリー爆発事故は最近相次いで発生している。昨年3月には光州市で中学生が校内でポケットに入れて持ち歩いていたバッテリーが爆発した。中学生は当時、校則に従い、スマートフォンの本体を学校に預け、バッテリーだけをポケットに入れていた。バッテリーを回収して分析したサムスン電子は「外部からの衝撃でバッテリーパックの内部で反応が起き、膨張して発熱した」と断定した。

 また、2011年には大学生(当時23)が持っていた「iPhone4」がバス車内で突然煙を上げて膨張する事故を経験した。大学生は「5分以上も煙が出たため、水をかけたところ煙は収まったが、バッテリーが爆発する可能性もあったと聞いてさらに驚いた」と話していた。

仁川= 崔在鎔(チェ・ジェヨン)記者 , 金炯遠(キム・ヒョンウォン)記者
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