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大物超能力者サイモン・シルバー役を演じたロバート・デ・ニーロ

　今、世界中の映画業界関係者から注目されているのが“奇才”ロドリゴ・コルテス監督（３９）だ。スペイン・ガリシア州で生まれ育ち、１６歳にして処女短編映画を発表。２０代半ばにはユーロミュージックシーンの“風雲児”オニオンのＰＶ（プロモーションビデオ）を撮影し、知名度を高めた。

　そんなコルテス監督をさらに飛躍させたのが、２作目の長編映画「リミット」（２０１０年公開）だ。泥沼の内戦状態に陥っているイラクが舞台。イスラム過激派に捕らえられた主人公の民間警備員（ライアン・レイノルズ）は棺おけに閉じ込められ、地中に埋められてしまう——という衝撃作だ。物語は全編、棺の中で進行するという異色の映画で、世界中で称賛された。

　まさに“奇才”というしかないコルテス監督が最新作として選んだのが「レッド・ライト」（２月１５日公開）だった。“超能力バスターズ”の大学教師の２人（シガニー・ウィーバー、キリアン・マーフィー）が、自称超能力者（ロバート・デ・ニーロ）と対決するまでをスリリングに描いている。今回、東スポＷｅｂは初来日を果たしたコルテス監督の独占直撃に成功した。