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新助っ人・クラーク（右）のティー打撃を視察する高木監督

　中日・高木守道監督（７１）が外国人選手への“ヨイショ作戦”をスタート！？　３０日、老将は沖縄合同自主トレをスーツ姿で視察。合流したばかりの助っ人たちをチェックするや絶賛の嵐だ。

　室内練習場で身長１９６センチの新助っ人マット・クラーク内野手（２６＝前パドレス３Ａ）のフリー打撃を見れば「あれだけのリーチとスイングの振り幅があれば、そりゃ飛んでいくわ！」とうなり声を上げ、ブラッドリー・バーゲセン投手（２７＝前ダイヤモンドバックス）のブルペン投球には「コンパクトな腕の振り。コントロールはぶれんね」

　２年目のディアスがフリー打撃を終えると、老将は自ら歩み寄って「ヘイ！　ディアス、ナイスバッティング！！」とがっちり握手。マイナーリーグを含め、米国でのプレー経験はないドミニカ共和国出身のテスト生・エディ・リベラ投手（２６）の粗削りな剛速球にも目を細め、何と「リベラの開幕投手で決まり！　力はある」とまで大サービス発言だ。

「ブランコ、ソト、ソーサが３人ともＤｅＮＡに移籍し、ごっそり抜けて高木監督も相当な危機感を持っている。だから、代わりとなる外国人に何とか頑張ってもらおうと必死にほめまくっているんだよ。クラークらが来日した際には空港まで出迎えにも行ったでしょ」とはチーム関係者だが、瞬間湯沸かし器の異名を持つ老将の“助っ人ヨイショ”はいつまで続くか。これも中日キャンプの見どころとなりそうだ。