両生類・爬虫類関連情報

更新日:2005年12月22日

毎年恒例!両爬界・2005重大ニュース!!

今年も、あれれという間に年末。あんまり気が進まないのですが、恒例の重大ニュース!です!来年こそは明るい話題ばかりで「十大」になりますように!

種の保存法違反で逮捕者

私たち両爬飼育者にとって、最大のショッキングかつ複雑なニュースがコレでしょう。
8月に種の保存法違反で両生爬虫類の輸出入・卸業最大手である「Rep-Japan」も白輪剛史氏他が逮捕されたニュースです。
私のサイトでは、このニュースがよくわからない方もいらっしゃると思うので、要点だけを簡単に解説しましょう。

この事件の両爬としての主役はワニの一種であるガビアルモドキ(マレーガビアル)Tomistoma schlegeriiです。このワニはワシントン条約(CITES)で附属書Iに掲載されているため基本的に国際的な商取引は禁止されています。しかしこれはあくまでも「条約」であり、国内での商取引を規制するものではありません。この条約に批准することによって国内での商取引を規制するためにできた法律が「種の保存法(正式には『絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律』)」です。
しかし、この法律施行前から飼育しているなど合法の範囲にあり、環境大臣によって「登録票」を発行されている個体や、その個体から繁殖され「登録票」を発行された個体ならば合法的に売買をすることが可能であります。いわゆる「サイテス個体の『紙』付き」販売というやつです。
今回の事件では密輸されたガビアルモドキを「繁殖した個体である」と報告をして「不正」に「登録票」を発行し売買をしたということで逮捕に至ったわけです。

この事件のミソは、間違いなくこの業界のリーダーシップの一翼であった白輪氏が逮捕され、法人としてRep-Japanとともに起訴されたことです。ご存じのように日本最大の両爬イベントである「Japan Reptiles Show」の主催がRep-Japanでありますので、来年度の開催は絶望的であると言えます。
さまざまな意味で、両爬飼育の趣味の世界に与えた波紋は大きく、先に挙げた二つの法律同様に、私たち愛好家のモラルを問われる機会になったと言えます。特に密輸に関しては「日本の両爬の流通は密輸に支えられている」と揶揄されるように、もう一度よく考えなければいけない問題でしょう。

また同時期に、日本人がオーストラリアに両爬を密輸しようとして逮捕された事件もありました。ご存じのようにオーストラリアは国外への野生生物の持ち出し、国外からの持ち込みを厳しく禁じています。それもあって、オーストラリア国内では海外の両爬が非常に高価に流通しているのです。

※オーストラリアの両爬事情に関しては以下の記事を参考にして下さい!
オージーハープ超入門!

この二つの事件は、今年の夏の最大のショックであったと言えるでしょう。

<関連記事>
種の保存法施行令改正

相次ぐ両爬の保護

こちらは記事にしていますので、以下を参考にしていただければいいと思います。
増加する遺棄・脱走・保護事案!

何にしても、良識ある両爬飼育者にとっては甚だ迷惑なニュースでした。しかし、一連の報道とマスコミから注目を受けたことによって、一般の方々の中で「ヘビって飼えるんだ」というあらたな認識が生まれたようで、秋以降「ヘビブーム」が訪れているようです。「HBM」や「ぶりくら」でも、コーンスネークを中心に好調な売れ行きだったというから皮肉なモノです。このブームでヘビ飼育を始めた方たちは、くれぐれも逃がしたりしないようにして下さいね。万一、飼育に飽きてしまったり、飼育しきれなくなったら捨てる前に私に言って下さい!引き取りますよ~!マジで。
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星野 一三雄

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5歳でのミドリガメ飼育を最初に、物心ついた頃から、三度の飯より生き物好きの暮らしを送る。両性爬虫類の…

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