先月19日に死去した元横綱大鵬の納谷幸喜さん(享年72)の告別式が31日、東京・青山葬儀所で営まれた。約1500人が参列し「昭和の大横綱」との最後の別れを惜しんだ。
この日、政府は納谷さんに対する国民栄誉賞授与の検討に入った。1989年に同賞を受賞した元横綱千代の富士の九重親方(57)が「国民栄誉賞に値する? 当然。実現すれば、うれしいこと」と話したように、日本相撲協会内は歓迎ムード。納谷さんの受賞は角界にとっての“勲章”にもなるのだから、当然だろう。
その一方で、複雑な思いで受け止める向きもある。授与検討の一報を伝え聞いた協会関係者の一人は、こうつぶやいた。「どうして、生きているうちに賞をあげなかったのか…」
国民栄誉賞が創設されたのは77年。同年にプロ野球で本塁打の世界記録を達成した王貞治氏を表彰するために制定されたのが始まりだ。
大鵬が現役を引退したのは71年。77年の時点で「巨人、大鵬、卵焼き」の言葉を生んだ大鵬フィーバーは過ぎ去っており、授与のタイミングを逸した事情はあるだろう。ただ、過去の受賞者の半数以上を占める「没後追贈」がたびたび批判の対象となってきたことも事実。ほかにも「授与の基準が明確でない」との指摘も多い。納谷さんの優勝32回の大記録と相撲界への功績は死去を待つまでもなく“国民栄誉賞レベル”だっただけに、前出関係者のように違和感を覚える者もいるのだ。
一方、永田町はおおむね理解を示している。政権浮揚に使われる同賞だが、野党ベテラン秘書は「『巨人・大鵬・卵焼き』と言われたぐらいの人だから授与もあり得る。人気取りといっても、今の安倍政権はまだ支持率が高いですからね」。
別の野党関係者も「後にあげることについて批判があるかもしれないが、タイミングはここしかなかったのでは? 現役引退も若かったし、その後も闘病生活をされていた時期もあったしね」と、授与自体への反対はなさそうだ。
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