中村GMが鳥谷、能見の侍入り猛プッシュ
2013年02月04日 11時00分
WBC日本代表の山本浩二監督(66)が3日、沖縄県宜野座村で行われている阪神キャンプを視察した。
阪神からは鳥谷、能見が日本代表候補に選ばれている。両選手とも精力的に体を動かし、順調な調整をアピール。特に能見は3日連続となるブルペンでの投球練習を行い81球を投げ込んだ。
これには山本監督も「3日連続で投げている。昨日まで90球くらいで今日は少ないかと思っていたけど。出来すぎて心配なほど」と驚いた。同監督は能見の起用法について質問されると「当然先発か、ゲームの中での2人目の先発。それだけの力を持っている」と話した。
鳥谷も山本監督の見守る中、打撃練習を敢行。64スイング中、柵越えは1本だったものの、鋭い当たりを連発。侍指揮官は「力は知っていますからね」とうなづいた。侍ジャパンでは本職の遊撃だけでなく二塁や三塁での起用も検討されており、同監督から改めて和田監督や鳥谷本人にその意向が伝えられた。
鳥谷は「高校に入った時も二塁だったし大学1年の春のリーグでも二塁だった。全くやったことがないわけではない」といい、慣れない二、三塁での起用に対する不安を一蹴した。和田監督も「去年のオールスターでも(二塁手を)やっているし内野はどこをやってもこなせるタイプ」と太鼓判を押した。
山本監督と会談した中村GMは「『お願いしますわ』と。『選んでやって下さい』と話したよ」と明かした。果たして2人は悲願の侍メンバー入りを実現させることができるか。15日からの日本代表候補合宿ですべてが決まる。
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