東南アジア遠征買春、ネットで「開き直り発言」相次ぐ

本紙の報道後に情報交換掲示板メンバー急増
「海外での買春、何が問題なのか」

 「×をしない男や国はあるのか。×をするための情報を共有したいだけなのに、本当にあきれる」

 これは韓国のポータルサイトに開設された、東南アジアでの買春について情報交換する掲示板のメンバーが、この問題について本紙が報じた後に書き込んだコメントだ。また別のメンバーは「東南アジアに×をしに行くことの何が問題なのか。金があるから、海外で気軽に×をしようというのに…」と書き込んだ。このほか「外交通商部(省に相当)の野郎。×をしようが何をしようが、国家が関与する時代は終わった。この程度のことを大目に見られない国は先進国にはなれない」と書き込んだメンバーもいた。

 東南アジアでの買春について本紙が報じる前日、9497人だったこの掲示板のメンバー数は、3日後には1000人近くも増えた。記事が掲載された日、掲示板の管理人は、掲示板の閉鎖について賛否を問う投票を行ったが、参加したメンバー693人のうち約95%(656人)は「運営を続ける」に1票を投じた。また「警察が『処罰する根拠がない』と言っているのだから、そのまま運営していけばいい」「やっとの思いで(掲示板を)見つけてメンバー登録したのに、閉鎖してほしくない」という意見も寄せられた。

 記事が掲載された翌日の先月31日午前、掲示板の管理人は「タイの夜の話」「ベトナムの夜の話」など、東南アジアでの買春に関する情報が掲載されている掲示板を「小隊長」階級以上のメンバーだけが閲覧できるよう制限した。この掲示板のメンバーは下から「2等兵」「兵長」「上士」「小隊長」「大隊長」「師団長」という階級があり、階級が上がるにつれて閲覧できる掲示板が増える仕組みになっている。

 問題の掲示板では「小隊長」階級になるための条件も厳格化された。以前は一定数の書き込みやコメントを寄せると小隊長に昇格できたが、最近は管理人と直接会うなどして「適格」と判断されるか、小隊長クラス以上のメンバーから推薦されたメンバーだけが小隊長に昇格できる。売買春に関する情報を共有する会員を大幅に制限したというわけだ。

 また、掲示板の管理人が販売する蜂蜜を購入するメンバーも、小隊長に昇格できるようになった。「蜂蜜を購入する過程で個人情報を公開しているため、信用に値する」との理由だ。タイで旅行代理店を経営しているとされる掲示板の管理人は、昨年11月から掲示板を通じ蜂蜜を販売している。タイの山岳地帯に住む少数民族が採取したという750ミリリットル瓶入りの蜂蜜の値段は、3本で20万ウォン(約1万7000円)に達する。食品医薬品安全庁の関係者は「輸入食品に対する検査や営業許可を受けず、韓国国内で海外の食品を販売する行為は食品衛生法に違反している」と話している。

ホ・ジャギョン記者
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