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寺院紹介
  • 練月山 愛染院 観音寺 [ 真言宗豊山派 ]

    練馬区春日町、大山富士街道の御影石の大きな門から入る愛染院は山号を練月山、寺号を観音寺と号する真言宗豊山派、奈良長谷寺の末寺である。『新編武蔵風土記稿』に当時、京都仁和寺の末で新義真言宗と記されている。縁起によると永享9年(1437)能円房尊岳が尾崎の地(春日小学校の付近)に開いた寺で、寛永年間中興・尊智によって現在地に移されたといわれている。江戸時代には12石余の朱印地を持ち、歴代の将軍から賜った御朱印は寺宝として残されている。寛政年間(1789〜801)の火災により山門と梵鐘を残して焼失した。明治の廃仏毀釈の際、末寺の成就院、高松寺、養福寺、泉蔵院を合併し、昭和3年(1928)は5年を費やし、手入れ修繕をし再建され、昭和55年(1930)は3年の歳月を費やし、本堂、大師堂、表書院、鐘楼、稲荷社、山門など諸堂伽藍が完成した。
    ◇豊島八十八ヶ所 第26番札所

  • 情報
    住所〒179-0074 東京都練馬区春日町4−17−1
    電話03-3999-2456
    FAX
    アクセス 大江戸線練馬春日町下車徒歩3分
      
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  • 年中行事
修正会/1月
涅槃会/2月
彼岸会/3月、9月
灌仏会/4月
盂蘭盆会/7月、8月
大施餓鬼会/8月
成道会/12月
施餓鬼会

    
        

    
        

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■本堂

山門を潜ると正面奥に本堂が在る。本尊、秘仏の愛染明王を安置している。他に大日如来、十一面観音、歓喜仏、不動明王を安置する。本尊は正月三賀日のみ開帳される。
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■梵鐘

山門を入ると左に鐘楼が在る。元禄14年(1701)鋳造の釣鐘は元禄10年(1697)造営の山門と共に寛政年間の火災で残された鐘楼に架かっていたものである。
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■庫裡

本堂の右に在るのが客殿でもある庫裡。昭和55年(1980)に整備され、境内の中に落ちついた佇まいで人々を迎えてくれる。
  • 寺院情報
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愛染院の境内
境内には元文4年(1739)の六地蔵を初め、西山稲荷、高松寺合併について記している明治25年(1837)の宝篋印塔等があり、
墓地には長谷川名主家累代の墓の他、慶長18年(1613)明記の墓石、寛永20年(1643)の宝篋印塔など多数ある。
他に境外仏堂として高松に虚空蔵堂がある。
また慶長3年(1598)からのものを記載した過去帳を貴重なものとして所蔵している。