架空請求詐欺団4人殺害事件 男2人の死刑確定へ 最高裁
架空請求詐欺グループの仲間割れから4人をリンチで死亡させたとして、死刑判決を受けた男2人に対して、最高裁判所は上告を退け、2人の死刑が確定することになる。
架空請求詐欺グループの元リーダー・清水大志被告(33)と元幹部の渡辺純一被告(36)は、2004年、仲間割れから4人を監禁したうえ、熱湯をかけるなどして殺害し、遺体を茨城県内に埋めたとして殺人などの罪に問われ、清水被告は1、2審で死刑、渡辺被告は1審で無期懲役、2審で死刑を言い渡され、上告していた。
29日の判決で最高裁は、「4人の命が失われた結果は甚だ重大で、2人は中心的な役割を果たしていた」などとして上告を退けた。
これで2人の死刑が確定することになる。