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【サッカー】長谷部 帰国 大津に愛のエール 自分ではい上がってこい!2013年2月4日 紙面から
日本代表の主将MF長谷部誠(29)=ウォルフスブルク=と日本代表DF酒井宏樹(22)=ハノーバー=が3日、国際親善試合のラトビア戦(6日・ホームズ)に向けて帰国した。長谷部は、初選出されたロンドン五輪代表のFW大津祐樹(VVVフェンロ)に対し、「サポートはするが、日本代表というのは自分ではい上がってくるところ」と“愛情”を込めて、突き放した。 最高峰のチームには、最高の生存競争が待っている。その舞台の上にいるか、下にいるかは天国と地獄の差に等しい。その苦々しさは、長谷部自身が身をもって味わってきた。だから、助けの手はさしのべない。 「先輩であろうと関係なく、練習から思い切りぶつかっていってポジションを奪い取ってきた。(レギュラーは)自分ではい上がって奪うもの」。長谷部は、ジーコ監督時代の2006年1月に代表に初選出されてからの体験を振り返りつつ、大津への“メッセージ”を語った。 長谷部は、代表で約2年半、ボーダーライン上をさまよった。だから、かつての自分がそうだったように激しい競争を求める。「若い選手、新しい選手の底上げが必要。ライバルとしてもっと出てくれば、日本はもっと強くなる」 現状のメンバー固定化は、極論すれば停滞とイコール。「下克上」なくして進化はない。譲れない意地もあるが、「代表は昔から競争の場。核となる選手も代わっていくかもしれない」とは偽らざる本音だ。大津ら新戦力の突き上げを、長谷部が誰よりも待ち望んでいる。 (松岡祐司) PR情報
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