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【プロ野球】

浩二監督 鳥谷にマルチ期待 二塁&三塁の準備を指示

2013年2月4日 紙面から

WBC日本代表の山本監督(後方左)と阪神の和田監督(同右)が見守る中、打撃練習する鳥谷=宜野座で(潟沼義樹撮影)

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の山本浩二監督(66)が3日、阪神の宜野座キャンプを視察した。能見篤史投手(33)の猛烈アピールブルペンを見守り、遊撃が本職の鳥谷敬内野手(31)には二塁と三塁の準備を伝達。鳥谷には複数ポジションに加え、2番起用の可能性も示唆した。

 相手や状況に応じて役割を変える。そんなジョーカーの仕事を、山本監督は鳥谷に期待した。

 「本来はショートだけど、和田監督にもお願いしてセカンドとサードもやってもらうことになった。彼の打撃はもちろん、足も使える」

 阪神では、打っては中軸、守っては遊撃という攻守の中心。侍ジャパンでは事情が異なる。山本監督が伝達したのはコンバート。本人にも「もちろん!」意向を伝えたという。

 「いろんなポジションを(鳥谷が)できればチームにとっても大きい。バリエーションが広がるワケだから」

 山本監督は1月のイベントでコンバートについて「あるとすればセカンド。本多がいるけど、バッティングでちょっと数字が出ていない。鳥谷、松井稼頭央を入れることも考えている」と、話した。遊撃には坂本がいる。二塁は本職の本多に代えて鳥谷でもいい。三塁でも鳥谷を使えれば、松田、村田という候補と比較する手も生まれる。

 打順については「2番? もちろんそういうことも考えている」と、話した。代表メンバーは、チームでは中軸を打つ選手が多い。2番打者はバントや進塁打、脚力も求められるケースが多く、適任者は少ない。鳥谷なら2番でも中軸でもこなせそうだ。チーム状況によって自在に動かせるカードになりそうだ。 (生駒泰大)

 

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