「待ち時間が長く、診断気に入らん」と病院に放火未遂

　病院に放火しようとしたとして、神奈川県警横須賀署は３日、現住建造物等放火未遂の疑いで、東京都江東区大島の無職飯川通容疑者（６２）を逮捕した。同署によると、「待ち時間が長く腹が立った。診断も気に入らなかった」と供述し、容疑を認めている。

　逮捕容疑は２日午後０時４５分ごろ、横須賀市の横須賀共済病院の地下２階機械室にあったラッカーシンナーをまき、ライターで火を付け、床などを焦がした疑い。警備員がすぐに消し止めたため建物への延焼はなく、ケガ人もいなかった。飯川容疑者は２日午前６時４５分ごろ、横須賀市内を歩いていたところ、自動車に衝突され、同病院に救急搬送された。