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市川団十郎さんが死去 歌舞伎十八番や豪快な荒事芸継承

写真:市川団十郎さん拡大市川団十郎さん

写真:パリでの初のオペラ座公演を前にした市川団十郎さん(右)と息子の海老蔵さん=2007年2月、東京丸の内の東京会館拡大パリでの初のオペラ座公演を前にした市川団十郎さん(右)と息子の海老蔵さん=2007年2月、東京丸の内の東京会館

 おおらかな芸風と華のある風姿で「勧進帳」の弁慶役など歌舞伎十八番の豪快な荒事(あらごと)を得意にした歌舞伎俳優の市川団十郎(いちかわ・だんじゅうろう、本名堀越夏雄=ほりこし・なつお)さんが3日午後9時59分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。66歳だった。葬儀などの日程は未定。十一代目市川海老蔵さんは長男。

 2004年5月、歌舞伎座(東京)で十一代目海老蔵襲名披露興行中に、急性前骨髄球性白血病とわかり入院。10月には海老蔵襲名パリ公演で復帰した。翌年再発したものの、06年に10カ月ぶりに舞台に立った。昨年12月の京都・南座公演中に体調不良を訴え休演し、肺炎の疑いで治療を続けていた。

 東京都出身。戦後歌舞伎の華だった十一代目団十郎の長男として生まれ、1953年に7歳で初舞台。58年に六代目市川新之助を襲名し、同世代の尾上菊之助(現菊五郎)や辰之助(87年死去)と共に「三之助ブーム」を巻き起こした。69年に十代目市川海老蔵を、85年に十二代目団十郎を襲名した。

 市川家の芸である歌舞伎十八番や、「暫(しばらく)」「鳴神」など荒事芸を継承するだけでなく、時代、世話、新歌舞伎と幅広い芸域だった。古典歌舞伎を復活し、オペラの演出など新しい試みもした。07年には、パリのオペラ座で初めて歌舞伎を上演。120年ぶりに再現された「天覧劇」にも出演した。日本芸術院賞受賞。著書に「歌舞伎十八番」。

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