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柔道界の現状に、古賀氏「日本の場合は先生の圧力が強い」

ロンドン五輪における柔道男子は、ここまで金メダルを獲得できずにいる。2日も男子100kg級に穴井陸将が出場したが、2回戦敗退を喫している。

3日、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」では、バルセロナ五輪柔道金メダリストの古賀稔彦氏が出演。柔道界の現状について語った。

「穴井選手は初戦を見たときから、足が地についていないような雰囲気でしたね。私も88年、ソウルで金メダル候補でありながらも、3回戦で負けてしまった経験があるんですけど、この時と穴井選手似ているなって思って」と切り出した古賀氏は、「金メダルを獲りたい、獲らなきゃいけない選手っていうのは、オリンピックの試合場にあがるまでの準備期間を目一杯走っていきますから、気持ちに余裕がないんですね。試合場にあがったときから、自分の心のエネルギーがガス欠になっている。見たときに、集中力が感じられませんでしたし、やってやろうっていう気迫が表に出てきていないと感じた」と所感を述べた。

しかし、昨今“JUDO”とも呼ばれるように、戦い方が大きく変わってきている柔道には、「今回、海外選手から一つ学ばなければいけないのは、海外選手は、自分の試合で自分をプロデュースしている。この選手であれば、こういう戦い方をして。今自分がポイントを取っているから、柔道の質としては悪いですけど、ちょっと(技を)かけているふりして時間を稼ごうとか。時間があと何秒しかなければ、守っても時間を使っていこうとか、勝つための準備を自分でできる。日本は一本にこだわってやってきてましたから、ポイントを取っていても、一本取ろうとする」と語る古賀氏は、“海外選手に学ぶべき”と見解を示す。

また、「柔道界全体が変わっていかなければいけない?」と訊かれると、「日本の場合は先生の圧力が強いんですよ。こうしろ、ああしろっていうのが。指示通りに選手が動いていくというような仕組みがあった。今回のルールから、コーチが“待て”がかかったときだけ指示を出していいと。それ以外は声を出しちゃいけないというルールに変わりましたから。そうなると自主的に考えて戦える選手を作っていかないと。コーチからの指示待ち人間では勝てない」と力説した。

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  • 銀メダル14
  • 銅メダル17

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  合計
1.米国 46 29 29 104
2.中国 38 27 22 87
3.英国 29 17 19 65
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