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2日午前8時ごろ、兵庫県姫路市飾東町佐良和の山陽自動車道で、私立済美高(松山市)の女子テニス部所属の生徒ら9人の乗ったワンボックスカーが横転した。兵庫県警高速隊によると、高校1年の1人が全身を強く打ち意識不明の重体、2人が骨折や打撲などの重傷、5人が軽傷を負った。高速隊は自動車運転過失傷害の疑いで、運転していた女子テニス部顧問の北岡周平容疑者(37)を現行犯逮捕した。
県警高速隊によると、現場は山陽自動車道の山陽姫路東インターチェンジの分岐点。1車線の直線で、路面は1日の雨でぬれていた。
分岐点のため、制限速度は40キロだったが、事故後、北岡容疑者は「スリップして道路の緩衝材にぶつかり、横転した。時速は約80キロで走っていた」と供述している。
高速隊によると、事故で3人が車外に投げ出され、1年生の山川美咲さん(16)が意識不明の重体。山川さんは運転席側の最後方の席に座っていた。また、1人が車の下敷きになった。
車はワンボックスカーで東西方向の山陽道を降りて南北に走る自動車専用道路に接続する部分でスリップし、事故防止の緩衝材に衝突したとみられる。高速隊はスリップ痕の有無など現場の詳しい状況を調べるとともに、スピードの出し過ぎが原因とみて捜査を進めている。
済美高によると、事故に遭ったのは女子テニス部所属の2年生2人と1年生4人、同校に入学予定の広島県福山市と愛媛県砥部町の中学3年の女子生徒2人の計8人。西日本の高校が参加する練習会に参加するため、2日午前5時半ごろ、学校から兵庫県加西市へ出発した。出発前日の1日は雨が降っていたため、練習は休みで、北岡容疑者も出勤していなかった。
済美高の末広久行副校長は同校で記者会見し、「重大な事故を起こし申し訳ない」と謝罪。北岡容疑者について「14年近くテニス部を指導している。熱心で生徒からも信頼されていた」と説明した。テニス部の遠征は月に1、2度あり、過去に事故はなかったという。また、遠征前に運転計画を確認していなかったと認め「今後は経路や休憩回数に無理がないか、行く前に精査する」と話した。
済美高校は1901年創立の伝統校。2002年に女子高から共学になった。同年に創部した野球部はわずか2年でセンバツ高校野球大会で優勝。3月に開幕する第85回記念センバツにも9年ぶりの出場が決まっている。テニス部も全国大会の常連で、3月に開催される全国選抜高校テニス大会に3年連続(16回目)で出場することが決まっていた。
(2013年2月3日06時02分 スポーツ報知)
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