【群馬】榛名湖ワカサギ 基準超セシウム 氷上釣り 開催断念県に提出したワカサギ検体から基準値を上回る放射性セシウムが検出されたことを受け、榛名湖漁業協同組合(野口正博組合長)は二日、榛名観光協会榛名湖支部と協議、氷の状態が不安定なことも考慮し、今年の氷上釣り解禁を見送ることを決めた。榛名湖のワカサギ釣りは、東京電力福島第一原発の事故以降、一昨年秋のボート釣りから中止が続いている。 同組合では、この日、氷の安全性を確認するための検査を実施。氷の厚さは十五センチあるものの、今後、気温の上昇も考えられることなどから不安定な状態で、安全を確保することが難しいと判断したという。 同組合では「ワカサギ釣りは大きな収入減で、解禁できないのは大きな痛手だが、やむを得ない」としている。 同組合では先月下旬、検体確保の試し釣りを実施。県で検査を行った結果、基準値(一キログラム当たり一〇〇ベクレル)を超える三四〇ベクレルを検出。出荷自粛を要請するとともに、全量回収を条件に氷上釣りの解禁を認める意向を伝えていた。(池田一成) PR情報
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