いろいろ環境
この人にインタビュー
仁和亮さん、廣瀬耕二さん、黒田祐介さん
和歌山大学
Q.みえこ 研究分野は何ですか。 |
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ひとことで言えば「環境問題の解決方法を見つけること」が研究分野になりますが、私達の研究室では”地球上に残された限りある資源をどのように守っていけばよいか” という角度から環境問題について取り組んでいます。 ひとたび都市開発や土木工事が行われるとたくさんの木を切り倒したり、自然界にある様々なものが大量に使われてしまいます。 そのときに少しでも環境にやさしい資源の使い方や守り方を考え、社会に役立てていこうとしています。 |
Q.みえこ 「資源循環型社会の構築」についてあなた方の目から見てどのように考えられますか。 |
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これからの社会発展に欠かすことのできない作業のひとつであると思います。 私達はまさにそうした社会を築いていくことをふまえた上で、土木や自然保護に関わる資源循環に関する研究を行っていると言えます。 だから、当然、私達が行っているような研究の成果も循環型社会の構築につながればいいなあと思います。 そのほかの分野でも最近では家電リサイクル法のよしあしが問いただされたりしていますが、うまく機能する技術やシステムをどんどん開発していくべきだと思います。 |
Q.みえこ 生活の中で環境に配慮したことをしていますか。 |
近頃ではごく普通のことになりましたが、牛乳パックのリサイクル(回収ボックス利用)やノート等のグリーン購入などを行っています。 また、ふだんから環境に関わるニュースや記事には常に気をつかっています。 このことについては、すぐに「環境に配慮」という形にはいきませんが、そうすることで例えば自治体などが環境に配慮した施策をかかげたときになぜそうしなければならないのかということを理解しやすい分スムーズに受け入れられる点では”配慮”であると思います。 |
Q.みえこ 三重県の森林保全課(GIS)を視察された感想を教えてください。 |
GIS(地理情報システム)を用いた研究を進めていくに当たり、大変貴重な資料を得させて頂きました。 特に庁内LANでのGIS利用のデータベース化には一同うらやましいと声をそろえ帰宅することになりました。森林地域に含まれる情報の収集にはこれからもまだまだ検討すべき課題が残されているというお話も聞くことができ、いっそう研究に対する意気込みを大きくすることができました。 最後になりましたが、私達の突然の訪問にも快くご対応して頂いた森林保全課の方々に深く感謝しています。 |
Q.みえこ 環境またはご自分の研究分野について主張されたいことは何ですか |
環境については、何年、何十年とつみかさなって初めて見えだした問題に、後手に回って対処しているだけではだめだということを最も主張したいです。 せいぎのヒーロきどりで「地球を守れ!」と言うのではありません。中にはそういう方もおられるかもしれませんが、この分野にたずさわる人の大半はきれいな自然やすみよい町が好きで、そういう環境であってほしいと願う気持ちを持つ人達だと思います。 そうした気持ちは本来だれもが持っているものだと思うので、ひとりひとりが協力し、今ある問題を早く解決して、いつまでも健全な発展が続く社会の姿を望んでいます。 |