◇フェニックスOP<第2R>
第2ラウンド、8番で第2打を放つ遼=TPCスコッツデールで(共同)
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▽1日、米アリゾナ州スコッツデール・TPCスコッツデール(7216ヤード、パー71)▽晴れ、気温25度、弱風▽賞金総額620万ドル、優勝111万6000ドル▽132選手
【スコッツデール(米アリゾナ州)テッド・ムース】石川遼(21)が米ツアー初の3週連続予選落ち。100位から出て2バーディー、4ボギーの73。通算3オーバーの121位に終わった。次週は出場せず、14日開幕のノーザン・トラスト・オープンに備える。フィル・ミケルソン(米国)が65と伸ばし、通算17アンダーで単独首位を守った。
もどかしさに首をかしげた。初日はショットが乱れ、この日はパットに苦戦。「思ったところに打ったのに、なんで入らなかったんだろう」。12番で4メートルのパットがカップをかすめると、石川はがっくり膝を折った。
序盤の10番で6メートル、11番で4メートルを外し、流れをつくれない。前日にブーイングされた16番ではバーディーを決めて大歓声を浴びたが、見せ場はここだけ。後半はボギーを重ね、「内容は先週より良くなっているんだけど…」と唇をかんだ。
過去に米ツアーで3戦連続予選落ちはあるが、3週連続は初めて。「どう思われているか分からないけど、自分をしっかり持つことが大事」とポツリ。次週は出場せず、休養と練習にあてる。「時間を惜しまず上達するしかない」。米ツアーでの最初の試練。ひたすら振って、乗り越えるしかない。
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