中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

北勝国が引退相撲

2013年2月3日 紙面から

元十両北勝国の大銀杏(おおいちょう)を切り落とす八角親方=東京・両国国技館で(岸本隆撮影)=2日

写真

 初場所限りで引退した元十両北勝国(27)が2日、東京・両国国技館で引退相撲を行った。200人がはさみを入れ、最後に師匠の八角親方(元横綱北勝海)が大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。

 2008年春場所で新十両に昇進したが、手首のけがで関取として史上2例目の番付外への陥落。その後に再び十両昇進を果たした努力家だった。再十両までは前相撲を含めて所要5場所。これは参考記録(初土俵ではないため)ながら史上最速での十両昇進だった。最高位は東十両6枚目。

 北勝国は今後、北海道函館市で就職する。「力士の誇りを忘れず頑張っていこうと思う。壁にぶち当たっていきたい」と語った。

 野球賭博が問題化したときには休場した。八角親方は「印象深い弟子だった。不祥事を起こすは…」と、稽古熱心だった弟子に愛情を込めて言葉を投げ、「大けがをして下まで落ちてかわいそうだった。将来は子どもたちを教えていければと話していた。それが相撲界への恩返しになる」と送り出した。 (岸本隆)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ