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班目元委員長 検察当局が任意聴取
2月3日 9時57分

班目元委員長 検察当局が任意聴取
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東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡って業務上過失致死傷などの疑いで告訴されている、当時の原子力安全委員会の班目春樹元委員長について、検察当局が任意で事情を聴いたことが、関係者への取材でわかりました。

福島第一原発の事故を巡っては、福島県の住民などが、当時の国の責任者や東京電力の会長らに業務上過失致死傷などの疑いがあるとして告訴や告発を行い、検察当局が捜査しています。
関係者によりますと、政府に対して事故への対応を助言する立場にあった、原子力安全委員会の班目春樹元委員長について、検察当局が3日までに任意で事情を聴いたということです。
告訴や告発では、班目元委員長らは放射性物質の拡散を予想する「SPEEDI」の試算の公表が遅れたことや十分な津波対策を取らなかった点に責任があるとしており、検察当局は、当時の対応について説明を求めたものとみられます。
検察当局は、これまでに東京電力の勝俣恒久前会長らからも任意で事情を聴いていますが、専門家などからは、個人の刑事責任を問うのは難しいのではないかいう指摘もあり、引き続き慎重に捜査するものとみられます。

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