広島電鉄:「駅前大橋線」高架案 アッセ建て替え不可避−−JR広島支社長 /広島

毎日新聞 2013年02月02日 地方版

 JR西日本広島支社の杉木孝行支社長(57)は1日、毎日新聞のインタビューに応じ、広島電鉄の新線「駅前大橋線」が高架方式でJR広島駅南口に乗り入れる場合、「駅ビル『アッセ』が今のままでは良い形にならない」と述べ、全面建て替えが不可避との認識を示した。乗り入れ先がアッセの2〜3階部分となり現状では工事が難しく、JRの改札や駅を南北に貫く自由通路(建設中)との接続にも昇降が必要で、利便性がそがれるため。自由通路に人工地盤を設け、商業スペースを増強する考えも示した。【聞き手・植田憲尚】

 −−広島電鉄が高架案に方針転換した。JR西は以前から高架案を支持していた。

 ◆広島市が最終的に決めるのが大前提だが、「高架案」ならJRの改札と広島電鉄の乗り換え利便性が一番良いのではないか。広島駅では(線路をまたぐ形で)南北をつなぐ自由通路の整備を進めており、改札を集約する予定だ。JRと広電は2階部分で乗り継げるようになり、下に降りるとバスとタクシー乗り場になる。

 −−市が高架案を採用した場合、広電の乗り入れ部分がアッセの2〜3階になる。現状のままで可能か。

 ◆建て替えなくて対応できるようにはしている。ただ今のままでは昇り降りが必要で良くない。駅前大橋からまっすぐ乗り入れする形が望ましく、そのためには(電車と軌道を)アッセの中に入れ込む必要がある。ビルの一部を壊して別に造るのは技術的にも困難で中途半端。建て替えるか否かの二者択一だ。1階の土産物ゾーンや2階の飲食店フロアで、営業できなくなる店が結構出るが、ビルがそのままだと引っ越す場所がない。

 −−店舗は南北自由通路に設置予定の商業ゾーンに引っ越しするのか。

 ◆アッセや駅構内に小型の店が散在し、集積度合いが弱い。自由通路ができれば東側に人工地盤を設置し、今ある店舗を集約するだけでなく、増設もする。単純な再構成でない新たな商業ゾーンにしたい。

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