暴行被害の女性「控訴しないで罪を認めて」…代理人は柔道界の体質批判
デイリースポーツ 2月2日(土)7時0分配信
指導していた大学の女子部員を乱暴したとして、準強姦罪に問われている柔道のアテネ、北京五輪男子66キロ級金メダリストの内柴正人被告(34)の判決公判が1日、東京地裁(鬼沢友直裁判長)で開かれ、求刑通り懲役5年の実刑判決が言い渡された。
【写真】判決を受けて会見する内柴被告の弁護団
判決後、被害女性の代理人を務める辻孝司、堀悠子弁護士が会見し、女性の談話を発表した。「正しい判決をしていただき、裁判官の皆さんには本当に感謝しています」と判決への喜びを口にした上で「私が受けた苦しみが完全に癒えることはありません。せめて被告人には、控訴はしないで、罪を認めてほしい」と、早期決着を願った。
被告側は即日控訴の意向を示したが、両弁護士は「100点満点の判決を頂いた。この内容なら、控訴審でもひっくり返ることはまずない」と、自信を見せた。
また、辻弁護士は現在、暴力問題に揺れる柔道界の体質を「狭い閉ざされた世界の中で、濃い上下関係がある。世間の常識とは違う常識がまかり通っている」と、批判。相撲界を例に挙げ「外部の人間、第3者の目を入れて、コンプライアンスを確立していく必要がある」と、提言した。
最終更新:2月2日(土)8時55分
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